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今シーズンは女子プロ愛用のアイアンでスコアアップ

2011/02/24 10:00
宮里藍も長く愛用中 ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE GR C-1

先日、米国女子ツアーが開幕しゴルフシーズンが待ち遠しい日々。ふと女子選手たちが使用するクラブに目がいき気づいたのだが、女子プロのクラブセッティングはアマチュアゴルファーにとって、参考になることが山ほどある。GDOサイト内で「選手情報 クラブセッティング」を確認してもらえばわかるとおり、男子プロと女子プロで大きく違うのは、女子プロにはマッスルバックアイアンを使うプレーヤーがほとんどいないことだ。

男子ツアープロのヘッドスピードは、ドライバーで軽く50m/sを超える。ヘッドスピードが怖ろしくあれば、マッスルバックでもボールが上がる。逆に深いキャビティヘッドで、重心が深くなり、重心深度が深くなることで、ボールは吹き上がり、操作性にも違和感を覚えてしまう。ヘッドスピードが極端に速いプロにとっては、マッスルバックや、ハーフキャビティは実はやさしいクラブなのだ。

ヘッドスピードが男子プロほどなく、女子プロと同じぐらいのヘッドスピードの我々アマチュアゴルファーにとって、男子プロが愛用するモデルより、女子プロが好んで使う軟鉄鍛造のヘッドが少し大きめのキャビティヘッドのモデルの方が間違いなくやさしい。つまり、ちょい大きめのヘッドで操作性もやさしさも両立している女子プロアイアンがお勧めだ。

アイアンは慣れが必要なのか、2011年シーズン初めから最新モデルを使っているプロは少ない。今期開幕戦で宮里藍が使用していたアイアンは、「ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE GR C-1」。このモデルは発売年度が2008年。ベーシックだけど、適度な大きさで、深いキャビティでとても扱いやすい。鍛造した1つの種を削って作り上げる構造なので、非常に打感がいいモデルだ。

上田桃子が愛用し続けるキャロウェイ LEGACYアイアン(2008年モデル)

一方、上田桃子も2008年度発売の初代「LEGACYアイアン(2008年モデル)」を使っている。彼女は「X-TOUR」アイアンも長く使っていたが、レガシーアイアンも使い始めてから長く、モデルチェンジして旧モデルとなった今シーズンも換えずに使っている。このアイアンは、深いキャビティが特色で、ソールとキャビティ部分にフェースを溶接しているため、通常のものに比べ芯が広くできている。

本格的に見えて、実はやさしい女子プロアイアン。人気の両プロが、最新モデルを使わず2008年モデルで2011年の開幕を迎えているのだから、我々も中古ショップで買い揃えてみては?そしてまもなく訪れるゴルフシーズンの開幕ダッシュを狙いたいものだ。