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今でも通用する歴史的名器アイアンをゲットせよ

2011/03/31 10:00
今でも愛用する上級者が多い「テーラメイド 300フォージドアイアン」

毎年多くの新製品が発表されているが、新製品を使うプロも居れば、同じクラブを使い続けるプロも少数派だがいる。とくにアイアンは、長く使い続けている傾向が強く、歴史的名器と呼ばれるクラブが多い。ウッドならシャフトも毎年新しいモデルが出るので、余計に年代を感じてしまうものだが、スチールシャフトが主流のアイアンはそれがない。

ミズノなどから出ているマッスルバックアイアンは、5年前のモデルが中古ショップでほぼ新品同様に買えたりするが、少々手強い。そこで注目したいのは、幅広いレベルでも使いこなせるハーフキャビティ。その中でも、歴史的名器として思い浮かぶのは「テーラメイド 300フォージドアイアン」だ。

当時にしてはヘッドが大きめで、深めのキャビティかつ、シャープなトップライン。当時テーラーメイド契約プロだった、田中秀道をはじめ、アーニー・エルスも使っていたアイアン。販売終了後も契約外プロも使い続けていた。中古ショップに電話して、このアイアンを探し回っていたシードプロもいたと言う話しを、中古ショップの店長に聞いたことがあるほどの名器。

上田桃子が使い続けたという名器「キャロウェイ X-TOURアイアン」

もう一つは「キャロウェイ X-TOURアイアン」。構えると本格的だが、実は深いポケットキャビティで、ソールも広くバウンスが効いていて、実に打ちやすいアイアン。遠藤製作所で作られている点も人気の秘密。硬派にみえて、打つとやさしい名器だ。メンフィス10DBという、ダイナミックゴールドより少し軽い110g台のスチールシャフトを純正で採用している点も、お勧めポイント。このシャフトが選べることも人気の要因だろう。どちらも発売後5年以上経過しており、値段もかなりお手頃。逆に程度の良いモノを見つけるのが難しくなってきている。コストパフォーマンスも抜群。「アイアンは中古ショップで買わないと損をする」ということを実感できるだろう。