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マニアなメーカーは中古で買うとお得!?海外メーカー編

2011/06/23 10:00
低重心でフッカーがぶっ飛ばせる「PING ラブチャーV2 ドライバー」

我々はついつい人気のあるクラブに目が行きがちだが、それ以外にもいいクラブはたくさんある。中古ショップに通っている人たちは、マニアな層が多く、世の中の人気に左右されず商品を見定めている。

そのマニアが一目置くメーカーといえば、米国アリゾナ州に拠点を置く「PING」である。創設者のカーステン氏の独創的なクラブ作り。PINGアンサーというパターであったり、アイアンの名器PING EYE2であったりと、理想を追い求め形にしているメーカーだ。そのため超個性的な形状も気にしない。しかし最近のPINGは、最近はグッとクラブも親しみやすくなった。アイアンはフィッティングしてからの販売に拘っているし、ライ角をプレーヤーごとに最適値にするこだわりは変わっていない。

さて今回、中古クラブでお勧めしたいのはドライバーだ。PINGのドライバーのいいところは、前モデルや、前々モデルも色あせていないところ。初代ラプチャー、ラプチャーV2、G10、i15、G15、K15と、どれも現役に見えてしまう。性能もどれも個性があり、充分現役で使える。

スライサーでも安心、純正シャフトがバサラの「PING K15 ドライバー」

特にお勧めは、ラプチャーV2 ドライバー。重心距離が長めで、かなりの低重心。ツアープロの間でも話題になるぶっ飛びドライバーだ。あまりに低重心のため、ロフトは多めを選んでほしく、普段ロフト9度なら、10.5度を試してもらいたいという感じだ。

もうひとつはK15ドライバー。PINGのドライバーはどれも重心距離が長く、フッカーにはいいのだが、スライサーに向いているものが少ない。このK15ドライバーは重心距離が長すぎず、低重心なのでスライサーでも飛距離が期待できる。なんといっても純正で三菱レイヨンのバサラ グリフィンが入ってるのも魅力。軽量で扱いやすくて魅力だ。どうしても国産メーカーのクラブは、ひとつ前だと古臭く見えてしまうもの。「PING」はまさに、中古ショップ向きのメーカーなのだ。