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ギアで振り返る「2011年全英オープン」

2011/07/20 10:45
ソールプレートの色が違う並行品テーラーメイド R11ドライバー

2011年の全英オープン期待の日本勢は、池田勇太が予選通過したのみ、ダレン・クラークが苦難を乗り越え初メジャーを制した。さてギアチェックだが、クラークは、テーラーメイドと用具契約をしていることもあり、ドライバーはR11を使用。契約外の使用プロも多く、他社の看板プロの世界ランク1位のプレーヤーも使っているので、性能がいいのはまちがいない。全英を見ていたマニアは気がついたであろうが、ソールのASPと呼ばれるソールプレートの色が日本仕様と異なる。日本仕様だけはゴールド。アメリカやヨーロッパでは赤だ。性能が変わるわけではないが、マニアにとってはこだわりたいポイントでもある。しかし気をつけたいのは、赤いプレートの並行品。純正シャフトが日本仕様より重量があり、フレックスも硬い。Rでも日本仕様のS並み。中古価格も並行のがかなりお手頃だがチェックして買いたいところ。売れているので中古市場でも流通量が増えてきている。

初心者でも打ちやすいキャロウェイ ビッグバーサ ディアブロ フェアウェイウッド

また、全英で2位タイに入ったのは、過去一度しか予選を通過できなかったフィル・ミケルソン。ミケルソンの使っているギアで注目はフェアウェイウッド。キャロウェイのビギナー向けモデルだったキャロウェイ ビッグバーサ ディアブロ フェアウエイウッドを使っている。このモデルはヘッドが薄くて、ボールが上がり易く、フックフェースでスライスも出にくいやさしいモデルである。キャロウェイにはディアブロEDGE ブラックなど上級者モデルが数ある中で、ビッグバーサ ディアブロを使っているのが、興味深い。シャフトはドライバーにも採用している三菱レイヨンのFUBUKI。

ちなみに予選通過を果たした池田勇太は、いつものブリヂストンのパターでなく、スコッティ・キャメロンを使用し、今年も予選を通過したトム・ワトソンが長年愛用するオデッセイのホワイトホット#7を使用するなど、世界の一流プロが集まるメジャー競技は、セッティングのヒントが溢れている。印象的なシーンを思い浮かべて、中古ショップで「全英オープン」の余韻に浸ろう。