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マッスルバックアイアンへの道を開け

2011/10/13 10:00
硬派なミズノMPシリーズの中でも比較的打ちやすい「ミズノ MP-60 アイアン」

さて難しいとわかっていても、憧れてしまうアイアン、それはマッスルバック。その打感、そしてスピンの効いた弾道、上級者のバッグにさりげなく入っていると思わず“カッコイイ”と思ってしまう。やはりマッスルバックは、難易度が高い。打点と重心位置が近い分、ヘッドスピードがかなり速い場合にメリットが出てくるのだが、通常の飛ばし屋クラスならかなりのミート率を必要とする。

では、マッスルバックのようでマッスルバックじゃない微妙にキャビディなアイアンはどうだろう。メーカーもマッスルほど手強くないけれど、キャビティより全然操作性がある。セミキャビティと言われるアイアンがある。このカテゴリーのアイアンは、ヘッドも小さいし、ソールも薄め、見た目にこだわりつつ、少しやさしいというポジション。ミズノの軟鉄鍛造アイアンのMPシリーズにも存在する。お薦めは「MP-60 アイアン」。MPシリーズではキャビティが深め、値段も安め、そしてタマ数も多めだ。MPシリーズの入門用としてぜひお勧めしたい。

マッスルからだんだんキャビティが深くなる「タイトリスト 735 CM FORGED CHROME」

一方、“外ブラ”好きはタイトリストであることを譲れないだろう。軟鉄鍛造でやさしめといえば、「735 CM FORGED CHROME」だろう。ショートアイアンはマッスルバックになっている点も見逃せない。ヘッドも少し大きめ。ロングアイアンになるほど深めのキャビティという点も嬉しい。お値段もタイトリストのアイアンにしては安め。問題はタイトリストのアイアン自体、中古市場でタマ数が少ないという点か・・・。

まずこのあたりで試して、自信がつけば憧れのマッスルバックに挑んで欲しい。買う際にはネックについているライ角調整跡に注意して欲しい。明らかに調整してある場合、値引してあることがほとんどである。しかしどうせ調整するならお買い得だったりもするので、注意して探してみよう。中古ショップを駆使して目指せマッスルバッカー。