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中古でベーシックなピン型の名器を手に入れよう

2012/05/10 10:00
中古市場でも高値で安定している「スコッティ・キャメロン スタジオステンレス ニューポート2」

日本のツアーと比べると、メジャーや、米ツアーは、ベリーパターが目立つ反面、L字パターと大型マレットが少ないことに気がつくだろう。そうベーシックなピンタイプが非常に多い。そもそもピンタイプは、ピンの創業者カーステン・ソルンハイムが創りだした形状。それまで、L字やキャッシュインというシンプルな形状のパターばかりだったのが、ヒールとトウに重量が配分され、クランクネックの複雑な形状は当時みにくいアヒルの子と呼ばれた。その形状を広く普及させたかったカーステン氏は特許を取らず、その後ピン型は広く他のメーカーが採用している。

一番有名なのはスコッティキャメロンだろう。有名プロがこぞって使い、タイガー・ウッズが使ったことで、ピンタイプといえば、キャメロンという感じになった。当時みにくいアヒルの子と呼ばれた形状も、今では美しいといわれるようになっているのは面白い。タイトリストから出ているスコッティ・キャメロンだが、最近発売のカリフォルニアシリーズは、オーソドックスなANSER、ANSER2形状に該当するパターがないのが残念。

スタジオセレクトシリーズにはニューポート、ニューポート2という該当モデルがあったが、すでに発表からかなり経っているという状況。かなり中古市場にも出回っている。オススメはスタジオステンレスのニューポート2。非常にデザインもシンプルで、形状的にも美しい。人気があるのか、中古市場でもまだまだ高値で取引されている。タイガー・ウッズは今はナイキになってしまったが、長い間エースだったキャメロンをつかっていたほうがいいのでは?と思っている人も多いはず。そんなタイガーのエースパターの香りが残るスコッティ・キャメロンを使ってみるのもいいのではと思う。ちなみにヘッドカバーの程度、有無で買取価格がかなり変わるので、大切に扱ったほうがいい。