中古ギア情報

驚異の新人初優勝の影に懐かしの名器あり

2012/06/07 10:00
日本ツアーと中古市場で密かな人気の「オデッセイ ホワイトホット 2ボールブレード」

今年からツアーに初参戦している、藤本佳則が早々とツアー1勝目を飾った。それもメジャーのツアー選手権。学生時代からアマチュアの競技や数々のプロのトーナメントでローアマを獲得してきた実績はホンモノだ。

さて中古ギア的にチェックしたいのが、彼が使用しているパター「オデッセイ ホワイトホット 2ボールブレード」だ。発売して10年を超える初代ホワイトホットを使い続けるブロは、意外に多く、有名どころでいうとマレットタイプ #5を使い続ける、谷口徹丸山茂樹が挙げられる。しかし今年になって密かに流行っているのが、2ボールブレードタイプだ。藤本佳則だけでなく、小田龍一岩田寛、上井邦浩、村松道央と「え?何があったの」というぐらい増殖中だ。

このパターのヘッド形状は2ボール形状の安心感と、クランクネックであるということ、ピンタイプに慣れている人も構えやすく、ネック部分を曲げることで、好みに応じて調整できる。まさにプロ好みだといえる。ピン型だとショートパットが不安。しかし構えやすさも欲しいという人には非常に向いている。中古市場でも実は密かな人気で品薄状態。歴代のオデッセイシリーズは、音と転がりのイメージが合うとまだまだ人気で値段も高くはない。ちょっと思い立ったら購入できる名器だ。