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アイアンは6番から!飛ばないプロに学ぶクラブセッティング術

2012/11/01 09:00
人気のテーラーメイド RBZもロフトバリエーションが多いユーティリティ。RBZの6番は28度ある

先日行われた日本シニアオープンで優勝こそならなかったが、2位タイと大活躍した井戸木鴻樹プロに注目。彼はレギュラーツアーとシニアツアー両方で活躍しているが、どちらのツアーでも残念ながら飛ぶ方ではない選手。しかしシニアのメジャー大会で2位タイに入る技術は凄い。

彼のクラブセッティングで特徴的なのはアイアンだ。男子ツアーも3番、4番アイアンを抜く選手が増えてきているが、彼のアイアンは6番からとなっている。それ以上の距離はユーティリティやショートウッドで補っている。しかし、勘違いしてほしくないのだが、プロの世界で飛ばないと言っても、一般のアマチュアよりは確実に飛ぶ。プロでさえアイアンは6番から、女子プロは7番からという選手が増えてきているのだ。

それはボールの進化にも原因がある。ドライバーで低スピンで、アプローチではスピンがかかるボール。これは技術的に矛盾がある。しかしこの理想に向けて研究開発しているわけだが、ドライバーで低スピンということは、フェアウェイウッドやユーティリティでも低スピンになる傾向があるわけだ。つまりボールを上げて止めることが難しくなってきている。だからプロでもショートウッド、ユーティリティ化が加速しているのだ。

そのクラブセッティング術は我々アマチュアも大いに見習いたいポイント。楽にボールが上がるロフトの多いユーティリティはミスにも強い。26度から30度前後ユーティリティも発売されるモデルが増えてきた。とはいってもいきなり新品を買うのも勇気がいる。買取保証システムがある中古ショップなら安心だ。クラブセッティングの新しいチャレンジは中古ショップでするのが「通」だと言える。