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中古アイアンを買う時はライ角をチェック

2013/03/08 09:00
この写真は同じ番手でライ角が5度違う。写真ではわかりにくいが構えれば一目瞭然だ

寒さがピークを過ぎると、ゴルフシーズンの到来を感じはじめる。ゴルフへのテンションを上げるきっかけを作る一番の方法は、ゴルフクラブをチェンジすることだろう。一番大物はアイアンだが、アイアンを買う際に一番気をつけて欲しいのは、ずばりライ角。

ライ角とは、写真を見たらわかるように、クラブが地面と水平になった時の、シャフトの傾きの角度のこと。この角度だが、実はゴルファーによって大きく差が出る。背の高い人も、低い人も同じ長さのアイアンを使って大丈夫?と素朴に思うことがあるが、実はこのライ角を調整することで対応できるのだ。残念ながら、ステンレス製のヘッドのアイアンは、ごく一部の例外を除いて、ライ角が調整できない。

軟鉄鍛造アイアンは調整できるのでオススメなのだが、ここで問題がある。軟鉄鍛造の中古アイアンは、誰かが調整していた可能性がある。写真を見て欲しいのだが、角度がこれぐらいちがうと、インパクトの時にヒールかトウ側が浮くので、ボールが芯に当たらない可能性がある。購入する時や、買ったあとにぜひチェックして調整したいところ。とくに身長が高い人は要チェックだ。ちなみに最近人気のピンのアイアンは、カラーコードと呼ばれる、ライ角を示すコードが表示してあるので、買う前は必ずチェックしたい。ライ角が合ってこそ、軟鉄鍛造の打感が楽しめる。