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片山晋呉の復活の影にキワモノパターあり

2013/07/12 09:00
形状が特殊なので敬遠する人が多いが、使っている人は手放せないというオデッセイ バックストライク 2ボール パター

日本ツアー26勝、永久シードを持ちながら、最近優勝から遠ざかっていた片山晋呉。ミズノオープンの2日目全盛期の頃の爆発的なゴルフを展開し、最終的に4位タイに入り、2013年全英オープンの出場権を確保した。

すでに今シーズントップ10フィニッシュが3回と、復活優勝の手応えを掴んでいるように見える。精神的なことも大きいが、クラブの変化も大きいといえるだろう。ウッド、アイアンが好調だったときの、2007年に使っていたシャフトに戻している。ドライバーはグラファイトデザイン ツアーAD PTシリーズ。アイアンシャフトもグラファイトデザインに戻した。この連載でも何度か触れたが、シャフトはスイングとの相性が命。進化しているが、相性の良い物を使い続けるプロも多い。

そして復活の原因は何よりパットが入るようになったことだろう。使っているのは、オデッセイのバックストライクの中尺。ヘッドの後方側にシャフトがついた特殊なモデルだ。大ヒットとはいかなかったが、実際使っている人にとっては手放せないという人が多い。シャフトが左から入っているため、ハンドファーストに構えて、ハンドファーストインパクトしやすい。ショートパットに悩む人にとって抜群に効果があるパター。片山晋呉の中尺はツアーならではの特別仕様で残念ながら手に入らないが、普通の長さなら中古市場にはまだまだ、流通している。ショートパットをしっかり打てないあなた!騙されたと思って手にとって、試打してほしい名器だ。