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全英オープン覇者に学ぶセッティングの妙

2013/07/26 09:00
X-HOTに限らず、今どきのフェアウェイウッドは、低スピンのものが多い。ロフトは多めを選んで欲しい

2013年の全英オープンでは、終盤上位が目まぐるしく入れ替わる展開となったが、終盤17、18番で連続バーディを決めたフィル・ミケルソンが、念願の全英初優勝を遂げた。ミケルソンといえば、かつてはドライバーを2本入れて、クラブによって球筋を打ち分け、マスターズのタイトルを手に入れたこともある。

今年のメジャーは、大胆にもドライバーを抜き、スプーンを2本入れた。フランケンウッドと呼ばれるディープフェースのスプーンをティショットで駆使して戦った。フランケンウッドは、キャロウェイのX HOT FWをベースにディープフェースにしたもの。最近限定で、X HOT DEEPというのを発売しているが、同じモノかは定かではない。キャロウェイのX HOTは、売り上げランクでもトップを維持するヒット作だ。

今どきのスプーンは、低、浅重心により、低スピンにして飛距離追求しているものが多い。まさにX HOTもこのタイプ。プロのヘッドスピードにはいいかもしれないが、ヘッドスピードが速くない人は、ボールが上がりにくい。X HOT DEEPにいたっては、ディープフェースとなり、さらに低スピンを狙っているので、フェアウェイから打つのはかなり難しいクラブである。

プロにはプロ、アマにはアマのセッティング術がある。X HOTなら17度の4Wというのがある。これなら打ち出し角が稼げるので、キャリーが出やすい。ミケルソンのファンで、今すぐX HOT DEEPを買いたいというあなた!ちょっと冷静になって、X HOTの4Wはどうだろうか。どちらにせよメジャー大会を観戦して欲しくなったクラブがあれば中古ショップへGOだ。