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誰も教えてくれなかったUTの選び方

2013/09/06 09:00
「アダムス ADAMS IDEA テック V4」は、ロフト表示のかわりに“5Iron”と表示されている

20年前には無かったが、すっかり普及したユーティリティ(ハイブリッド、UT)。ロングアイアンの代わりとなってすっかり市民権を得た。これからもますますこの傾向は強まるだろう。

それはなぜか・・・答えはボールの進化が原因なのだ。ドライバーの飛距離をアップさせるために、速いヘッドスピードではスピン量が少なくなるボールが増えている。その結果、ロングアイアンではボールが上がりにくくなってしまったのだ。

まずロフト角の選び方だが、3番、4番アイアンの代わりが基本20度、23度前後のものを入れるのが一般的。女子ツアーでは25度以上のUTを5番アイアンの代わりに使う場合が増えている。我々もぜひ参考にしたいポイントだ。

一方、19度以下のUTは、ヘッドスピードが45m/s以上は欲しい。地面からボールが上がりにくいからだ。形状だが、アイアンに近い形状のUTほど、難易度が高く、お助け機能が少ない。ウッドに近い形状のものは、ボールが上がりやすく、ミスヒットに強い。やさしさならショートウッド、構え易さならアイアン、そのいいとこ取りを狙ったユーティリティ。基本的なポイントを押えた上で、微妙なグースの具合、ヘッド形状で好みを決めて欲しい。