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プレーオフに強い秘密はパターにあった?

2013/09/13 09:00
吉田弓美子プロは「オデッセイ メタルX Long 長尺パター #7」を使用

アルペンゴルフクラブ 美唄コースで行われた、国内女子「ゴルフ5レディス」は、佐伯三貴吉田弓美子のプレーオフとなり、プレーオフで4戦中3勝を誇る吉田弓美子が、今季3勝目を挙げた。プレー中も笑顔を絶やさない吉田弓美子は、女性ファンも多いと聞く。ステディーなプレーもさることながら、クラブセッティングもスキのない優等生なセッティング。そんな中、唯一の特徴は、女子プロゴルファーには珍しく長尺パターを使用していることだ。この長尺パターだが、米国男子ツアーや、シニアツアーではよく見受けられるが、女子では彼女以外使用しているプロを思い浮かばない。

長尺パターは禁止になるのでは?と思う方も多いと思うが、グリップエンドを体にくっつけて打つ(固定式ストローク)、いわゆるアンカリング・ストロークをルールとして禁止する新規則14-1b(アンカリング・ストローク)が、2016年1月1日からすべてのレベルのゴルファーに対して適用される。つまりアンカリングさえしなければ、中尺も長尺もルール適応なのだ。とはいえ、今長尺、中尺を使っているプロは、ほとんどアンカリングしているのが実情。プレッシャーのかかった場面で、ヘッドをゆっくり確実に動かせる長尺パターは2015年12月31日まではルールを気にせず使えるのだ。

固定式ストロークでの使用期間は限られるが、中・長尺パターの中古価格は下がると予想される。パターに悩んでいるゴルファーは是非一度試して欲しい。それというのも、長尺パターは手先で打てないので、ショルダーストロークを覚えるにはピッタリ。練習器具としても非常に有効なのだ。緊張して短いパットを外した苦い経験を持つ人は、中古ショップで試打をしてみよう。