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森田理香子が「直ドラ」したクラブとは?

2014/03/14 11:00
女子プロよりも男子プロが愛用する「スリクソン Z725ドライバー」

国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」。昨年の賞金女王である森田理香子は、首位と2打差で最終18番パー5を迎えた。プレーオフに加わるにはイーグル奪取が必須条件。ピンまで残り240ヤードのセカンド地点で、彼女が手にしたクラブはなんとドライバーだった。

ティアップせずにドライバーを打ついわゆる「直ドラ」。スプーンよりロフト角が立っているドライバーを地面から打つことができれば、スプーンよりランが出て飛ぶ可能性があるのだが、高い技術が必要となる。「直ドラ」と言えば、横峯さくらプロが有名。最近はほとんど使わないが、デビュー当初は「直ドラ」を結構やっていた。一時期はヘッドの小さいドライバーを直ドラ用に入れていたこともある。

偶然にも同じクラブメーカー(ダンロップ)契約の2人。横峯さくらは歴代の「ゼクシオ ドライバー」を使っている。ゼクシオは、フェースの高さが低めのシャローフェース。重心位置も低いので、「直ドラ」に向いている。

一方、飛ばし屋である森田は「ダンロップ スリクソン Z725 ドライバー」。これは男子プロが多く使うフェースの高さがあるディープフェースなドライバーだ。芯の位置も高く、ゼクシオよりは直ドラが難しい。果敢に攻めた結果、チップインも狙える花道に運んだが、結果はパーでホールアウトしたが見せ場を作ったショットだった。アマチュアにとって憧れの技である「直ドラ」だが、中古ショップでの買取を考えると、ソールに傷がついて査定が下がる恐れがあるので注意が必要だ。「直ドラ」は総合的に考えると、アマチュアは真似をしないほうが無難だろう。