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あの頃欲しかった名器を探せ!テーラーメイド「ファイヤーソールFW」

2014/07/11 09:00
大胆なオレンジ色のヘッドと、手元のくびれが独特なシャフト

ゴルフ歴が長くなればなるほど、「あの頃欲しかったクラブ」「あの頃使っていて最高だったクラブ」というのが存在するのではないだろうか!?今回はそんな名器を中古ショップで探してみようという企画だ。

今回探したのは、テーラーメイドの「ファイヤーソールフェアウェイウッド」。1999年発売の「ファイヤーソール」は、その大胆な外見でゴルファーを驚かせた。ヘッドはオレンジ色、そして「バブルシャフト」というシャフトのグリップ側から2センチぐらいのところが、極端に太くなっている独自の純正シャフトを装着していて、使っていると必ず「それ何?」と聞かれるぐらいインパクトがあった。性能も革新的で、ソールにタングステンを大胆に配置して超低重心、高打ち出し、低スピンで飛距離が出ると評判になった。深堀圭一郎宮瀬博文が長く愛用したスプーンとして話題となったこともあった。

近くの中古ショップを探してみる。何件かまわったがさすがに店頭に並んでいない。大手中古ショップチェーンではWEB上に各店の在庫状況がわかるようになっていて、オンラインショップでそのまま決済できる。程度も写真でチェックできるので安心だ。今回探しているのは5Wと7W。今どきのスプーンはヘッドも大型化しているが、5,7Wはラフからも使うので、適度な大きさであることが大切。「ファイヤーソール」は当時としては大きめのヘッドだったので、色さえ気にしなければ違和感は無く構えられる。

程度の良さそうな5Wが運良く見つかりオンラインショップで注文、3日後には届いた。写真どおり程度がよく、グリップもそのまま使えそうだ。打ってみると打球音は「コーン」と独特だが、ボールがよく上がり吹け上がらないので、今の5Wと比べても飛距離的に見劣りしない。

問題があるとすれば純正シャフトの「バブルシャフト」。シャフトの先端径が極端に太く、リシャフトするのが少々難しい。シャフトのバット径が太く、専用グリップが必要だが、こちらはまだメーカーに在庫があるので安心。値段は送料入れても4000円弱と、かなりお手軽。梅雨でゴルフ場から気持ちが遠ざかりがちだが、こんなクラブを1本バッグに入れるだけで、ゴルフ熱も上がるというもの。中古ショップの店頭や中古ショップのオンラインショップを是非チェックして欲しい。