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スネデカーが使っていた“ちょい古”ドライバー

2014/10/31 09:00
上から見ると、魚の“エイ”のような独特な形状が特徴

国内男子ツアーは秋になると賞金総額もグッと上がり、ビッグなトーナメントが目白押し。大会を盛り上げるべく、海外から大物プロを招いているケースも少なくない。ブリヂストンオープンでは、ブリヂストン契約プロであるブラント・スネデカーが出場。残念ながら3日目に棄権してしまったが、PGAツアーメンバーらしいファンサービスが話題となった。

スネデカーのセッティングで特徴的なのは、何といってもドライバーだろう。テーラーメイドから2010年に発売された「バーナー スーパーファスト ドライバー」というモデルを未だに使用している。もちろんブリヂストンゴルフのJ715ドライバーをテストしているそうだが、既に4年以上経過しているエースモデルの安定度は今大会も抜群だったようだ。このドライバーで2012年のフェデックスカップの年間チャンピオンにもなっているので、なかなか変えられないのだろう。

この「バーナー スーパーファスト ドライバー」というモデルは、重心距離が長く、重心深度が浅いのが特徴。超ディープフェースで、低スピンボールが打てるエリアが広く、ボールをつかまえることさえできればかなりの飛距離が期待できるモデルだ。国内で発売されて4年半以上経過しているため、中古市場では1万円を軽く切っている。ヘッド特性を考えるとスライサーには向かないが、フックに悩んでいる人にオススメしたいモデルだ。新製品が続々と発売される時代のなかで、中古ショップに眠っている隠れた名器にスポットを当ててくれたスネデカー。彼のセッティングが、クラブの買い方として本来あるべきもうひとつの見方を教えてくれたのかも? ということで、ちょっと懐かしい“ちょい古”モデルを探しに、ふらりと中古ショップに足を運んでみてはいかがだろうか。