中古ギア情報

中古ドライバーの“カチャカチャ”事情

2014/11/21 09:00
タイトリストのドライバーは、最新作915Dから910D、913Dと可変スリーブが共通

この数年で一気に可変スリーブ、通称“カチャカチャ”を搭載したドライバーが増えてきた。採用していないメーカーの方が、もはや少数派。そんな現状で、中古市場では新製品の可変スリーブの互換性が気になる存在に。もちろんメーカーが同じでないと使えないのだが、旧モデルと可変スリーブが共通していれば、いままで使っていたドライバーのシャフトがそのまま新モデルでも使える。新しいドライバーは売価の安い純正シャフトで購入し、お気に入りシャフトをカチャカチャして交換して使うという人も増加中だ。

そんな中、注目したいのはヘッドとシャフトを別々に販売しているヤマハのinpres RMXシリーズ。今年のモデルから可変スリーブが変更し、いままでのライ角変更機能に加え、ロフト角も変更できるようになった。しかし、去年までのシャフトも差し込める。互換性があり、RMX歴代モデルのシャフトはすべて使用できるのだ。また、タイトリスト915Dシリーズも、歴代の910、913、と可変スリーブは共通。来月発売となるテーラーメイドR15は、SLDR ドライバーやグローレF ドライバーと可変の度合いは異なるが、互換性はある模様だ。

クラブと同じくシャフトも毎年新しいモデルが発売されているが、過去モデルはすぐ廃盤にはならず、併売され続ける。意外と商品としての寿命は長い。シャフトはゴルファーとの相性が“命”。必ずしも最新モデルとの相性が良いとは限らない。簡単に色々試せる可変スリーブは、ゴルファー1人ひとりの理想の組み合わせを見つけやすくなっているのだ。

現在、中古ショップには、可変スリーブが付いている中古シャフトの在庫が増えてきた。シャフトも中古モデルの需要が増えてきている証拠だ。可変スリーブのおかげで今後ますます中古ショップの役割は大きくなっていく予感。だが、モデルによってヘッドの厚みが異なり、クラブの長さが変わってしまう場合があるので要注意。中古ショップのスタッフと相談して、ベストな組み合わせを少ない予算で手に入れよう。