中古ギア情報

宮里藍の復活は“元カレ”次第!?

2015/02/27 09:00
発売から10年近く経過したホワイトスチール 2ボール。中古市場での流通量は少ない

今月より米女子ツアーが開幕。昨年デビュー以来初のシード落ちを喫した宮里藍は、2012年に複数回優勝の実績で今シーズンもツアーに参戦している。以前ツアー屈指のパター名手と呼ばれていた彼女だが、昨シーズンはパットの不調に苦しんだ。一昨年からパターを変更し、そこから徐々に不調に陥ったようだが、このオフは復活に向け最もパターに力を入れて取り組んだようだ。パターも日本ツアーで活躍した頃の“元カレ”、オデッセイ ホワイトスチール 2ボールに戻した(※インサートは当時のものとは違うものを装着)。「好調だったあの頃に戻りたい」。長く使っていた元エースパターを使うことで、精神的安心感を狙ったのだろう。

オデッセイの2ボールパターは2001年初代ホワイトホットのラインナップとして登場。それ以来インサートやコスメが微妙に変わってきたが、14年間ほぼ同じ形状で販売されている。ずばり目標に対する圧倒的構えやすさが人気の秘訣といえる。宮里が愛用する2ボールは、ウレタンのフェースインサートに金属が埋め込んであるホワイトスチールというタイプ。柔らかい打感としっかりとした打球音が魅力のモデルだ。

もちろん2ボール独特のアドレスのしやすさもあるが、打感と音はフィーリングと距離感に強く影響する。好調の頃のフィーリングがよみがえれば、宮里の復活も遠くはないだろう。筆者も2ボールパターを久々に試してみたが、その構えやすさに驚いた。最近どうもパターが不調という人は、中古ショップでオデッセイの2ボールパターを試してほしい。好調だったあの頃に戻れるかもしれない……。