中古ギア情報

“練習場シングルから脱出できる”アイアンを使え!

2015/06/12 09:00
スリクソン Z545。見た目の「シャープさ」とは裏腹に「やさしさ」抜群!

アマチュアゴルファーのアイアン選びで気になるのは、「見た目重視」の傾向が強い点だ。小ぶりなヘッドで見た目が格好よいモデル、なのにミスヒットの強さも求める。代表的なのが『タイトリスト AP2 アイアン』のような、精悍さとやさしさを持ったモデル。しかし見た目の格好よさとやさしさはどうしても反比例してしまう。ティアップして打つことを前提としたドライバーと違い、アイアンは傾斜地や様々なライから打つ機会が多い。ヘッドに上手く当てることさえ難しい状況になることも少なくない。そのためアイアンショットは、できるだけスイートエリアが広いほうが有利なのだ。ではミスヒットに強いアイアンの条件を整理してみよう。

● ヘッドが大きいこと
● ソール幅が広いこと
● キャビティが深めなこと(もしくは中空構造)

この3つの条件を満たせば、ミスヒットしてもかなり救ってくれるといえるだろう。例えば今季から森田理香子が使っている『スリクソン Z545 アイアン』。スリクソンブランドながら、上の3つの条件を満たしていてゼクシオのようなやさしさを実現している。やさしそうに見えないが、使ってみるとかなりやさしいモデル。軟鉄鍛造なのでライ角、ロフト角も調整できる点も見逃せない。もうひとつは、HOT LIST 2013でゴールドを受賞しているピンの『G25 アイアン』。こちらも上の3つの条件をすべて満たしたうえに、グースが付いていてつかまりもあり、バウンス角も大きい。

練習場では平らな人工芝から打てるので、アイアンのやさしさを実感する機会が少ない。買う前に試打しても自分の実力より難しいアイアンをつい選びがちだ。だが、実際コースでは難しい状況が待ち受けている。やさしいアイアンは現場に強いアイアン、ミスがミスになりにくいアイアンを使うことで、確実にスコアアップできる可能性が高まる。背伸びせずに中古ショップで、“現場に強いアイアン”を探してみるのは如何だろう。これがきっかけで“練習場シングル”から脱出することができるかもしれない。