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“絶対的信頼感”を生む5年前ドライバー

2015/08/14 09:00
叩いても左にいかない『バーナー スーパーファスト ドライバー』。フッカーとの相性◎

今年の「WGCブリヂストンインビテーショナル」を制したのは、欧州ツアーを主戦場にしているシェーン・ローリー。さてこのシェーン・ローリー、あまり馴染みのないという方も多いだろうが、実は日本との関わりが強い選手。それは彼が日本のクラブメーカー・ダンロップと契約していること。スリクソンの契約選手は2010年全米オープン覇者のグレーム・マクドウェル、2011年全米プロ優勝者のキーガン・ブラッドリーなども有名だ。

さて、その中でも今回のローリーと似ている選手といえば、この大会でも出場していたブラント・スネデカー。彼もまた日本のブリヂストンゴルフと契約し、同社のアイアンとウェッジを使用している。そんな日本人の感性を持つ二人が似ている共通点といえば、彼らが使用しているドライバーが5年前のモデルということ。

ローリーとスネデカーが使用しているのは『テーラーメイド バーナー スーパーファスト ドライバー』(ローリーは上級者バージョンである『バーナー スーパーファスト TP ドライバー』を使用)。発売から5年も経過しているモデルで、いま流行の可変機能は一切装着されていない。では何故、二人は長い期間同じモデルを愛用しているのか。

性能としては、重心距離が長めで重心高が低く、低スピン弾道が打ちやすい。飛距離性能は申し分ないモデルといえる。ただ、低スピン弾道が打ちやすいモデルは、いまやどのメーカーからも最新モデルが発売されている。長く使用する理由は“絶対的信頼感”にあると予測できる。5年も長く使うと、片腕のような感覚になるぐらいの慣れが生じる。信頼感から安心感が生まれ、気持ちよく振り抜ける。毎年発売される新製品が相当飛距離性能や方向性で上回らない限り、“絶対的信頼感”を持つドライバーを変える理由はない。

発売からの経過期間が長いので、中古価格は1万円を切っている。程度のよい物は少ないが、カスタムシャフトが入っていても値段はほとんど変わらない点が魅力だ。中古ショップには、安価でもまだ現役で通用するドライバーがたくさん存在する。そんな掘り出し物のモデルを探すのも、中古ショップの楽しみのひとつなのかもしれない。