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岩田寛の「63」を生んだ“上級者好み”のドライバー

2015/08/21 09:00
『TW727 455S ドライバー』。高性能の純正シャフトも魅力!

ジェイソン・デイのメジャー初優勝で幕を閉じた今年の全米プロ。日本勢では何と言っても、2日目に海外メジャー18ホール最少ストローク「63」を叩き出した岩田寛の活躍が光った。最終結果は21位に終わったが、米ツアー挑戦を控える岩田にとって自信となったことは間違いないだろう。

では、岩田寛のクラブセッティングをチェックしてみよう。岩田は本間ゴルフとクラブ契約を結んでいるので、ウェッジとパター以外は同社のクラブを使っている。本間ゴルフのこだわりは、上級者好みの顔、打感、打音を追及していること。ドライバーは『TW727 455S ドライバー』。流行の可変スリーブを使用せず、昔ながらの“ペンシルネック”と呼ばれる長めのネック形状。重心距離が長く、重心深度は深め。ヘッドの挙動が安定しており、プロモデルとしてはミスに強いのが特徴だ。低重心なので低スピン弾道が打ちやすく、飛距離性能も優れている。『HOT LIST 2015』でもシルバーを受賞しているモデルだ。

フェアウェイウッドは『TW717 フェアウェイウッド』。こちらも非常に評価が高く、契約外のプロも使用している。小ぶりなヘッドなので、思い通りに操作が可能。本間ゴルフらしい、感性に訴える形状に加え、コントロール性能と飛距離性能が両立しているフェアウェイウッドだ。

また、今回の岩田の好スコアを支えたのはショートゲームの上手さではないだろうか。グリーンを外しても、即トラブルになりそうな状況からチップインを決めていた。そんな彼のウェッジは、52度が『ボーケイデザイン SM4ウェッジ ツアークローム』、58度が『ボーケイデザイン SM5ウェッジ』。ボーケイはバリエーションが多く、ソール幅が狭い上級者向けのモデルから、ソール幅の広いアベレージゴルファーでも使いこなせるモデルもある。自分の実力に合ったモデルを選ぶのがコツだ。

以上のセッティングを見ると、岩田はやさしすぎず難しすぎない“ニュートラル”なクラブを選んでいることがわかる。特に本間のTWシリーズは、上級者が惚れ込む“やさしすぎないモデル”。ただし、そこまで難しすぎることもない。現在中古市場でも人気が上がっており、流通量もかなり増えている。仕上げも細部までこだわりが感じられ、見た目も美しい。中古ショップに立ち寄った際には、ぜひ一度手に取ってみてほしいクラブだ。