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女子プロから学ぶ!“ロフト角・25度以上のUT”

2015/12/04 09:00
アスリート向け『タイトリスト 913H』も27度をラインナップ

先週の「LPGAツアー選手権リコーカップ」は、申ジエの優勝で幕を閉じ、今季の国内女子ツアーも全試合が終了した。会場となった宮崎カントリークラブは、女子ツアーでも珍しい高麗グリーン。高麗芝は葉が硬く、必然的にグリーンが硬くなる。ボールが止められず、賞金ランキング上位者しか出られない大会にも関わらず、アンダーパーは申ジエ大山志保の2人だけだった。

さて、現在の国内女子ツアーもコース条件が厳しくなり、女子プロのクラブセッティングも変化を見せている。その一番の変化は、アイアンセットの本数が減っていること。以前はロングアイアンを入れるプロが多かったが、徐々にロングアイアンは姿を消し、5番アイアンから入れるプロが殆どとなっているのだ。

いまは半数以上(57%)が5番アイアンを抜き、6番アイアンも抜いて7番から入れているプロは13%と少なくない(編集部調べ)。今回の宮崎カントリークラブのように、グリーンが硬くて高速になるとロングアイアンではボールを止めるのが難しい。5番、6番アイアンでも難しいので、ロフト角の大きいフェアウェイウッドやユーティリティ(以下UT)を入れる女子プロが増えているのだ。

では、アベレージゴルファーが女子プロのセッティングから学ぶとしたら、どのポイントを参考にするべきか? まずロフト角の大きいフェアウェイウッドだが、これはヘッド体積もやや大きめで芝の上から直接打つとなると構えにくいと感じる人が多いのではないだろうか。そこでおすすめしたいのが、ロフト角の大きいUT。ヘッドがコンパクトで軌道のイメージもしやすい。最近では25度以上のUTをラインアップするメーカーも増えてきている。30度以上のUTを発売しているメーカーもある。選ぶコツは、ズバリ“構えやすさ”。シャフトは同じイメージで打っていけるので、アイアンのシャフトに近いものがよいだろう。

ロフト角の大きいUTを試してみたいという人は、ぜひ中古ショップで探してみてほしい。まだまだ流通量は少ないが、小まめに探してみればきっと見つかるはず。これからの寒い季節はどうしてもヘッドスピードが落ちるので、この“ロフト角25度以上のUT”は特に武器になるはずだ。