再熱の予感! 国内男子ツアーで人気の“アイアン型UT”
2015/12/11 09:00
国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は、石川遼の圧勝で幕を閉じた。今季の男子ツアーは若手が台頭し、9人もの初シード選手が生まれた。そんな活躍が目立つ若手層も含め、最近目につくクラブセッティングの傾向がある。それは意外にも、アイアン型ユーティリティ(以下、UT)を使用するプロが増えている点だ。アイアンは4番か5番までのセッティング、そして3番、4番アイアンに相当するクラブをアイアン型UTにしているプロが多いのだ。
小田龍一、竹谷佳孝、星野英正が使用している『エーデザインゴルフ Aグラインド CMBアイアン』、宮本勝昌やJ.Bパクが使う『本間ゴルフ ツアーワールドTW-U』、正岡竜二や稲森佑貴は『スリクソン Z U45 ユーティリティ』、石川遼が以前まで入れていたのは『キャロウェイゴルフ APEX ユーティリティ』だ。アイアン形状は構えやすく、中空ヘッドとなっているためロングアイアンよりミスヒットに強い。アイアンセットとのつながりを考えつつ、寛容性を求めている証拠だ。加えて、ティショットもアイアン感覚で打てるのが人気の秘密と推測する。一方で小平智、塚田好宣、薗田峻輔、小林正則などは、UTではないが、ロングアイアンだけキャビティの深いモデルを入れている。ヘッドスピードの速い男子プロでも、ロングアイアンは難しいのだろうか。
さてこのアイアン型UT、新品の価格自体があまり高くない分、中古市場では意外と手頃な価格で流通している。更に低予算をお望みなら、単品のやさしいロングアイアンを探してみよう。ポイントは深めのキャビティ構造となっているかどうか。ロングアイアンが当たらないと悩んでいる人は、男子プロを見習い、アイアン型UTか単品キャビティアイアンを探してみては如何だろうか。