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キョンテと石川遼の共通点“マレット・センターシャフト”

2015/12/18 09:00
藤本佳則も今季から使用している『オデッセイ プロタイプ ix ♯5 パター』

国内男子ツアーの各部門を表彰する「ジャパンゴルフツアー表彰式」が今月7日、都内某ホテルで行われた。今シーズン賞金王に輝いたキム・キョンテは「最優秀選手賞」を含む6部門を受賞。ファンが最も印象に残った選手を選ぶ「Most Impressive Player賞」には9年連続で石川遼が選ばれた。

今季、国内男子ツアーで複数回優勝したのは、意外にもこの二人だけ。今回はそんなキム・キョンテ石川遼、二人の共通点について紹介したい。それは愛用しているパターが同じ、マレット型のセンターネックパターを使っていること。キム・キョンテは『オデッセイ ホワイトホット ツアー ix #5 センターシャフト~日本限定モデル~』を、今シーズン愛用している。

石川遼はL字マレットパターが代名詞だが、実は「ダンロップフェニックス」からマレットのセンターネック『オデッセイ ホワイトホット #5 センターシャフト』に変更。そこからパターの調子が上向きとなり、「カシオワールドオープン」2位、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」優勝と好結果を残した。

この二人以外でも、今年の平均パット数上位者がこぞって使用している。第2位の谷原秀人、第4位の竹谷佳孝、第5位の片岡大育、第8位の藤本佳則も、同じくマレットのセンターネックパターを愛用しているのだ(片岡大育は2ボールのセンターネック)。

センターシャフトのメリットは、シャフトの延長線上がスイートエリアという部分。フェースの芯を“エリア”ではなく“点”でイメージできるプロにとって、芯を捉えやすく扱いやすいのが魅力だ。その中でもマレット形状は、横幅が長い構造にできているので、ターゲットにスクエアに構えやすい。ただし、センターネックは芯を外すと、シャフトを軸にヘッドが右にも左にも回りやすい構造が唯一の難点。フェースコントロールに自信がある人以外はやや難しいかもしれない。

マレット形状のセンターシャフト、これからチャレンジしてみようという人には、新品ではなくまず中古から入ってみては如何だろう。しかし探してみると意外と流通量が少ないことに驚かされる。定番の形状なので豊富に流通しているかと思いきや、希少なパターとなってしまっているのが現状なのだ。もし、中古ショップで良質なモデルを見つけたら、迷わず即購入をオススメしたい。