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冬場のライにも強いお助けウェッジ“C-030”

2016/02/05 09:00
特徴的なソール形状が打ちやすさの秘密

記録的な暖冬で幕を開けた2016年も、例年並みの寒さが戻ってきた。これだけ気温が下がれば、飛距離は落ちてスコアメークも難しくなる。凍ったフェアウェイはダフってもクラブヘッドが地面に刺さらないため意外と打ちやすいのだが、太陽が出て水分を含むようになると途端にダフリのミスを招きやすくなる。フルショットならまだいいが、ヘッドスピードをコントロールして距離感を出さなければならないアプローチショットとなると難易度は上がる。

プロであれば、クラブヘッドをダウンブローに入れる技術を備えているので、ボールに直接コンタクトできてミスになりにくい。だが、ボールの手前からヘッドを滑らせて打つ傾向が強いアベレージゴルファーは、いわゆる“チャックリ”しやすく、スコアを崩す原因となり得る。芝がしっかりと生え揃い、根付きも良い春夏のフェアウェイであればミスになりにくいプロ仕様のウェッジも、冬場の厳しい条件下になると、シビアな面が顔をのぞかせるのだ。

そんな時におすすめしたのが、フォーティーン C-030 ウェッジ。ソール中央に渓谷のようにデザインされた、「キャニオンソール」と呼ばれる形状が特徴的で、独特の存在感を放っている。フロントソールでヘッドが地面に潜り込んでも、バックソールが深く潜らずに跳ねる効果があるという。つまり、ボールの手前からヘッドが入るミスになってもボールにコンタクトできるので、致命的なミスにならないわけだ。ソールの抜けが良さは、バンカーからの脱出においても発揮される。中古市場では根強い人気を誇るため、高価で流通している。

フォーティーンと聞くと、プロや上級者が好むウェッジの名作を生み出してきたイメージが強い。だから、大型ヘッドで打ちやすさ、扱いやすさが全面に出るフォーティーン C-030 ウェッジとはいえ、硬派に見えるのもポイントだろう。直近のラウンドでアプローチに課題を残したり、グリーン回りを強化したいと考えているゴルファーには、試してほしい逸品である。