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クラブ契約フリーになった“池田勇太”が選ぶクラブ

2016/04/29 09:00
池田勇太は、N1-CBアイアンのソール幅を落として使用しているようだ

パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ最終日、「65」をマークした池田勇太が逆転優勝し、国内ツアー14勝目を飾った。池田勇太と言えば、昨年まではブリヂストンゴルフの顔だったが、今年からクラブ契約はフリーになった。

池田勇太はクラブへのこだわりが人一倍強いプロ。その彼がどこともクラブ契約を結ばず、どんなクラブを選んだか気になる人も多いだろう。では中古ショップ的目線で解説してみよう。

昨年と同じなのはウェッジだけで、あとは全てチェンジ。まずドライバーは『プロギアRSドライバー プロトタイプ』。まだ発表前のモデルで、パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップからツアーに投入された。フェアウェイウッドはツアープロにも人気の『キャロウェイゴルフ XR 16 フェアウェイウッド』、ユーティリティは『ミズノ MP FLI-HI ユーティリティ(2016年モデル)』と、アイアン型のユーティリティを使用している。

そして、アイアンは『ヨネックス N1-CB フォージドアイアン』。最近、ツアーではヨネックスのアイアンが脚光を浴びている。クラブ契約がフリーになって、ヨネックスのアイアンを選ぶプロが増えてきたからだ。
その理由は、メイドイン新潟のクオリティの高さではないかと言われている。軟鉄鍛造ヘッドを自社で作っているメーカーは意外と少なく、OEM供給に頼っているケースがほとんど。ヨネックスは自社で軟鉄鍛造を作り、それに加えて得意のカーボンテクノロジーを投入することで、他社との差別化を図っている。

この『N1-CB フォージドアイアン』は昨年発売されたモデルで、中古市場でも流通量は少なめ。あまり注目度が高くないので、クオリティが高い割には、お買い得価格で手に入れることができる。
探すのはなかなか難しいが、ヘッドも大きくソール幅も充分広い、キャビティも深く、ミスヒットにかなり強いモデルなので、アマチュアでも安心して使えるだろう。
意外にも「やさしいアイアン」を使い始めた池田勇太、今年はまだまだ勝利を重ねそうだ。