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今だから使いたい7W(ショートウッド)

2016/05/27 09:00
かつて7W(ショートウッド)の流行のきっかけを作った「キャロウェイ ビッグバーサ ヘブンウッド」

残り200y~170yの距離が狙えるクラブが欲しい・・・これはゴルファーにとって切実な問題だ。3番、4番といったロングアイアンを打ちこなせればいいのだが、なんとか打てる5番アイアンよりもかなり難易度が増す。そのせいか?アイアンセットはいつの間にか5番アイアンからとなった。そしてロングアイアンの代わりに普及したのは、ショートウッドと呼ばれる7番、9番ウッドだ。

しっかりとスピンが入り、ボールを上げやすく止めやすいショートウッドは、あっという間に人気が高まった。しかし、もともとフェアウェイウッドに苦手意識がある人が多いこともあり、イマドキはアイアンとウッドのハイブリッドクラブ、ユーティリティを選ぶゴルファーが増えてきた。

ミスヒットに強く、ボールを上げやすいのは、ユーティリティより圧倒的にショートウッド。その理由は、ヘッドが大きいので重心の位置が深いこと、そして慣性モーメントが大きいことの2つだろう。一方ユーティリティは、ウッドとアイアンの間の形状なので、構えやすく、長さも短いので、使いやすく感じる人も多い。特にヘッドスピードが速い人は、ユーティリティの方がスピン量が抑えられて、ボールが吹き上がらないメリットがある。

よく「ユーティリティとショートウッド、どっちを入れたらいいですか!?」という質問を受ける。ヘッドスピードが44m/sを下回る人だと、ユーティリティのロフト角が24度前後なら問題無いのだが、ロフト角20度前後になると、しっかりボールを上げることが難しくなる傾向にある。こんな場合は、同じ20度前後のロフト角である7番ウッドを使うことをオススメしたい。7番ウッドは長さも短く、ロフト角が大きいので、フェアウェイウッドに苦手意識がある人は、それを払拭するのにもピッタリのクラブだと思う。

女子プロゴルファーも、飛ばし屋以外はショートウッドを使っていることが圧倒的に多い。ちょっと試してみたい時は、中古ショップへ行ってみるといい。かなりのお買い得価格で7番ウッドを見つけることが出来るはず。距離が長めのミドルホールの2打目や、長めのショートホールなどで大活躍すること請け合い!早速、中古ショップで探してみて欲しい。