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2012年に発売された、隠れた名ドライバーとは?

2016/07/08 09:00
表示ロフト角とリアルロフト角の差があまり無いので、ロフト角選びは慎重に

「ツアープロは最新のクラブを発売前に使えていいなぁ」と思うアマチュアゴルファーは多いのではないか? 例えばタイトリストがこの冬に発売する新しいドライバー、“917Dシリーズ”はすでにPGAツアーに投入されているが、我々はあと半年近く待たないと手にすることが出来ない。

しかし、最新モデルを使わないツアープロも少なくない。松山英樹が7年前のドライバーを使っているのは有名な話。他にもドライバーをなかなか変えないプロもいる。片山晋呉プロは『フォーティーン CT-112 ドライバー』を使い続けている。ISPSハンダグローバルカップ2016で新しいドライバーを試していたが、最終日にはCT-112 ドライバーに戻していた。今季ミズノオープンで2位に入るなど、好調の市原弘大プロもCT-112 ドライバーを使用中。市原プロは、昨年中盤からCT-112 ドライバーを使い始めた。

さてフォーティーンのCT-112 ドライバーとはどんなクラブなのだろう?このモデルは、フォーティーンの30周年記念モデルとして2012年に発売。長さもルールのギリギリまで長く、フェースの反発もルールギリギリまで高くし、とことん飛距離にこだわったモデル。価格は破格の48,000円と、ギリギリの価格設定で話題となった。

ヘッド形状はフォーティーンらしいこだわりの美しいシェープで、打球音も上級者好みと、プロが好んで使うのも納得できる。特に低重心で低スピンが打てるというわけではないが、非常にバランスがいいヘッドだ。片山プロは46.75インチと長く、市原プロは44.75インチと短くして使っているのが面白い。

中古市場では流通量も多く、価格は1万5000円前後と、かなりお求めやすい金額となっている。好きなシャフトを入れて、自分好みのスペシャルドライバーを作るベースにするには持ってこいだ。すでに新品では手に入らない名器も手に入るのが、中古ショップの醍醐味と言えるだろう。