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世界最少ストローク、PGA TOUR記録更新したクラブセッティングをチェックする

2016/08/19 11:15
グレートビッグバーサは、ウエイト位置を動かすことで、重心距離も変えることが出来る。

ジム・フューリックがトラベラーズ選手権 最終日で、ツアー新記録となる「58」をマークした。米国ツアーでは、「59」が最少として記録されていた。「58」は世界の主要ツアーでの最少ストロークタイで、2010年に石川遼が達成している。

ではジム・フューリックのクラブセッティングをチェックしてみよう。キャロウェイの契約プロなので、すべて同社のクラブを使用している。独特のスイングでさほど距離は出ないが、ツアー屈指のショットメーカーで、米国ツアーで17勝もしているフューリック。ドライバーは、『グレート ビッグバーサ ドライバー(2015)』。ビッグバーサシリーズには、プロ上級者に人気のビッグバーサアルファというシリーズがあるが、やさしいグレートビッグバーサを選んでいるのが面白い。こちらはボールの捕まりもよく、ミスヒットにも強い。すでにマークダウンが始まっているので、中古価格もグッと手を出しやすくなった。

フェアウェイウッドは、最新の『ビッグバーサ アルファ 816 フェアウェイウッド』を使用。こちらも新品はマークダウンされていて、中古売価もその影響を受けている。ウッド系は比較的新しいクラブが多いが、アイアンは2011年発売の『RAZR X FORGED アイアン』を使用。5年前のモデルで小さめのヘッドなのだが、トップ目に打ってもボールが上がるし、意外とミスヒットに強い。

面白いのがシャフトのチョイス。米国ツアーで人気が急上昇中のFSTというメーカーの『KBSツアー115』というシャフトを使用。何とフレックスは『R』。このメーカーは、表示と比べて硬めというのが特徴だが、Rシャフトを選んでいるのは面白い。

飛距離が出るほうではないが、58を出すのだから、ツアーで通用する飛距離は確保しているフューリック。そんな彼もRシャフトを選んでいるのだ。我々も見栄をはらず、少し柔らかめのシャフトを使ってみてはどうだろう?新品ではなかなか難しいかもしれないが、中古で安く買ってコースで試してみて欲しい。