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「ドライバーの飛距離は、シャフトが命」は本当か?

2016/12/23 08:45
松山英樹の使っているシャフトは、5年前に発売されたモデル。シャフト選びは自分に合っていることが大切

「ドライバーの飛距離はシャフトが命」というフレーズを聞いたことがあるのではないだろうか? いっぽう「ヘッドの性能のほうが重要だ」という意見もよく耳にする。おそらく飛距離の三要素である「ボール初速、打ち出し角、スピン量」に関しては、シャフトよりもヘッド性能の方が大きく影響を及ぼすからだろう。

しかし、ボールを打つのは機械ではなく人間だ。自分に合ったシャフトでないと、スイング時に上手くタイミングが取れなかったり、スイングリズムが極端に悪くなったりと、ヘッドの性能を充分に発揮できなくなることもある。そういう意味では「ドライバーの飛距離は、シャフトが命」と言うのも頷ける。各シャフトメーカーは、試打会やシャフトフィッティングを多数開催しているので、積極的に利用して自分に合うシャフトを見つけて欲しい。

さて、試打会やフィッティングで自分のスイングに合うシャフトを見つけた場合に、まず頭に思い浮かぶのはリシャフトだろう。「今持っているドライバーをリシャフトしたい!」と思うはずだ。しかし新品のシャフトは意外と高いし、当然工賃もかかる。そこで、何とか安く自分に合うシャフトをゲットする方法を考えてみた。

まず中古ショップで今のドライバーを売り、欲しいシャフトが入っているモデルに買い換える。新品シャフトを購入して工賃をかけるよりも、おそらく割安で手に入るはずだ。自分が今使っているドライバーが可変スリーブの場合は、スリーブ付き中古シャフトを買うという選択肢もある。

フィッティングでは最新モデル以外のシャフトを勧められるケースも多々ある。最新シャフトには最新のテクノロジーが投入されているわけだが、自分のスイングに合うかどうかは別問題だからだ。そういう場合、勧められたシャフトを探すうえで中古ショップは便利なのではないだろうか。

残念ながら「誰もが飛ばせるシャフト」というものは無い。しかし自分に合うシャフトを使わないと、ヘッドの性能を活かすことは難しい。まずは自分に合うシャフトを探してみるべし。