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人気のL字マレット、難しいって本当?

2017/01/20 08:15
石川遼が使用中のパターは市販していないプロトタイプのオデッセイ#9

パッティングが上手いと言われているツアープロが使っているパターといえば、ピンタイプかL字マレット。どちらも中古ショップのパター売り場では人気のヘッド形状だ。日本では石川遼が使っているオデッセイのL字マレット#9が特に人気がある。

しかしこのL字マレット、「プロが使っている形」「カッコいいから」と手にしていると、上級者から「こんな難しいパター使っているの!?」なんて言われたゴルファーも少なくないのでは。確かに今流行りのネオマレット形状のパターに比べると、ヘッドが小さく、重心深度も浅く、慣性モーメントも大きくないので、オートマチックではなく技術が必要だ。

ただ、「だから難しいのか?」というと意外とそうでもない。
第一に、ショットやアプローチに近いイメージで打てるため、ロングパットの距離感を出しやすい。ロングパットが苦手な人は、ぜひ試してほしい。芝が枯れて薄くなっている冬場は、グリーンを少し外したときの使い勝手も良いだろう。

そしてもう1つのメリットは、打感がしっかりしているので、インパクトの強さで距離感を出す人には非常に使いやすく感じる点だ。中古ショップのパター売り場にはL字マレットの在庫が豊富にそろっているので、「カッコいいけど、難しいんでしょ?」と二の足を踏んでいる人は、ぜひ一度試してみてほしい。先入観を捨てて売り場でいろいろチェックしてみよう。