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マスターズ優勝候補、ジョーダン・スピースのセッティングをチェックする

2017/02/24 08:00
ヘッドも大きく、ミスヒットにも強い「915 D2 ドライバー」は、ボールをつかまえられる人にとってやさしいプロモデルだ

ジョーダン・スピースが「AT&Tペブルビーチプロアマ」でツアー通算9勝目を上げた。今大会まで出場したツアー3試合で3位、3位、9位と好調の中での今季初優勝となった。欧米のブックメーカーによる“今年のマスターズで誰が優勝するか?”のオッズでは、スピースが一番人気となっている。では、そのスピースのクラブセッティングをチェックしてみよう。

スピースの14本は、すべてが契約しているタイトリストのもの。ドライバーは「タイトリスト 915 D2 ドライバー」の9.5度を使用。シャフトは三菱レイヨンの傘下に入った「アルディラ ROGUE」を使っている。日本発売モデルでは同シャフトはカスタムオーダーしていないので、中古ショップでこの組み合わせをほとんど目にすることはない。

しかし「915 D2 ドライバー」は大ヒットしたモデルで、中古ショップでの在庫数も多く、カスタムシャフト装着率が高い。純正シャフトなら2万円強、カスタムシャフト装着なら3万円弱と、お値打ち価格で手に入れることができる。

アイアンは、4番だけユーティリティ代わりとして「T-MB 716 アイアン」を使用。5番から9番は「AP2 716 アイアン」だ。スピースは新しいモデルが出るとすぐに試すが、前作「AP2 714 アイアン」と打ち比べをするなど、じっくり時間をかけて変更に至った。

パターは「スコッティキャメロン 009 プロトタイプ」。実は、15歳の頃から使っているので、スピースのキャディバックに約8年入っていることになる。市販はされていないが、ほぼ同じ形状のパターがなかなかの高値で流通している。

全体を見ると、機能と見た目が両立しているクラブを好んで使っていることが分かるスピース。このクラブセッティングを武器にして、マスターズではどんな戦いを披露するか。