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リッキー・ファウラーも実践!短いドライバーでスコアアップ

2017/03/10 08:00
スリーブは各種あるので、ショップのスタッフにしっかり確認して購入しよう。

「ザ・ホンダクラシック」で今シーズン初勝利、ツアー通算4勝目を飾ったリッキー・ファウラー

この大会での好調の鍵は、1インチ短くしたドライバーといわれている。

実はファウラー、アイアンセットは0.5インチ短く、5Wは40.5インチ、3Wは42インチと、一般的な長さより1インチほど短くしている。今回はその流れでドライバーも43.5インチと1インチ短くしたところ、平均飛距離は気持ちダウンしたが、先週まで131位だったフェアウェイキープ率が、今大会の高いキープ率(67.86%)のおかげで95位まで上昇したというのだ。

飛距離を稼ぐには、ドライバーが長いほうが有利だが、米ツアーのラフは深く、ハザードも多い。特に今回の開催コース“PGAナショナル”はハザードが効いていて、フェアウェイにボールを運ばなければいいスコアは出ない。もともと平均飛距離が300yを超える飛ばし屋のファウラーは、少々飛距離を落としてもフェアウェイキープ率を上げることでゲームメイクが有利になると考えたのだろう。

今シーズンは、ジミー・ウォーカーが42インチのドライバーを使用して注目を浴びている。加えて今回のファウラーの活躍で、ドライバーの長さを見直す人が増えると予想する。シャフトを短くするのは、グリップを抜いて手元をカットするだけなので、意外と簡単で工賃もあまりかからない。しかし、一度短くしたものを長くするのはかなり大変で、中古ショップでの査定がダウンすることは覚悟する必要がある。

もし今使っているドライバーが可変スリーブ装着モデルならば、それと同じ可変スリーブが付いているフェアウェイウッド用中古シャフトを購入して装着すれば簡単に短くできる。可変スリーブ付き中古シャフトは、短いほど用途が限られるので、お値段はドライバー用より手頃だ。ヘッドを中古ショップに持ち込み、長さを確認した上で試しに買ってみてはいかがだろう。

クラブを短くすると安定性がアップするだけでなく、ミート率が上がり、逆に飛距離が伸びるアマチュアも少なくない。中古ショップのスリーブ付き中古シャフト、今なら在庫も豊富となっているので、上手く活用してほしい。