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楽にボールを上げる 若林舞衣子のユーティリティ選択

2017/04/07 08:00
ロフトが可変な「ヨネックス EZONE XPG ユーティリティ」、画像はUT3(19度)

「アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI」で5年ぶりの優勝を手にした若林舞衣子。最終日のスタート時点では4打差だったが、2番ホールでホールインワンを決めて追撃の口火を切り、スコア「66」をマーク。見事な逆転優勝で5年ぶりツアー通算3勝目を飾った。

2番(パー3/153yd)、若林はティショットをUT6(28度)で打ち、ボールはグリーンの右サイドから転がりホールインワンを達成した。

若林のクラブセッティングは、アイアンは7番からPWまで。ユーティリティは「ヨネックス EZONE XPG ユーティリティ」のUT4(22度)、UT5(25度)、UT6(28度)を使用している。若林に限らず、日本の女子ツアーではロングアイアンもミドルアイアンも抜いて、ロフト角の大きいユーティリティを使うプロが増えてきている。

ユーティリティのメリットは、重心位置が低くなるので、幅広い状況でボールを上げることが出来ること。そして深いラフでも幅広いソールが芝を滑ってくれて、男子プロに比べて非力な女子プロでもボールを浮かせてくれる。アイアンに比べて重心深度が深いので、ミスヒットに強い点も見逃せない。特に「ヨネックス EZONE XPG ユーティリティ」は、ロフトが可変なので、打ちたい距離を微調整できる点がオススメだ。

デメリットを一つ挙げるのなら、アイアンよりも構えにくく感じる人が多いこと。「フェースがどっちを向いているか分からない」「ボールを置く位置に戸惑う」など、初めに違和感を覚える人が少なくない。確かにロフト角が大きいとフェース面が見えるため、アイアンより構えにくいと感じる人も多い。

しかし、それも練習場でいろいろと試してみると次第に慣れていくはず。女子プロでの人気を受けて、中古市場でもロフト角の大きいユーティリティの在庫は徐々に増えてきた。気になったら、まずは中古品で試してみるというのはいかがだろう?ホールインワンが出るかは分からないが、重宝するクラブになることは保証する。