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人気が急騰する優勝ギア 、中古ならいつが「買い」?

2017/08/18 05:00
「テーラーメイド TP コレクション ミューレン」は、当初、マキロイの使用を意識してデザインされたパター

「WGCブリヂストン招待」でバーディパットを決めまくり、PGAツアー通算5勝目を挙げた松山英樹。その手に握られていたパターは「テーラーメイド TP コレクション ミューレン プロトタイプ」だった。4日間の平均パット数は、全体で1位の1.648パットと、数値からも「入るパター」であることを実証した。

松山の優勝で、市販品である「テーラーメイド TP コレクション ミューレン」は、ゴルフショップや中古ショップからあっという間に姿を消した。しかし、この現象は決して珍しいことではない。今年のマスターズでセルヒオ・ガルシアが使用したパター「テーラーメイド スパイダー ツアー レッド」も、優勝後に瞬く間に売り切れた。

さらにダスティン・ジョンソンが愛用する「テーラーメイド スパイダー ツアー ブラック」も売り切れ、レッドもブラックも中古ショップでの買い取り価格が急騰した。さらにピーク時には、中古ショップでの売価が、新品の売価を上回るという瞬間もあったそうだ。

TP コレクション ミューレン」は市販品で、松山が使っているプロトタイプとは形状が違うにも関わらず大人気となっている。このモデルはもともと流通量が少ないので、品薄状態は今後も続くことが予想される。おそらく、中古価格も高騰するだろう。一方、「スパイダー ツアー レッド」は、中古ショップの店頭でも見かけるようになり、ブームは収まりつつあるようだ。

松山が着々とバーディパットを沈めるその姿を、自分に重ねたい気持ちはとてもよくわかる。だが、このブームが収まるまで待てば、いずれ店頭在庫も増えてきて、徐々に価格も下がってくるはずだ。

中古クラブは「いつ買うのか?」がポイントとなる。「スパイダー ツアー レッド」の例をみると、おそらくあと4カ月くらい経てば、今よりもお手頃な価格で手に入れられるだろう。