トゥーロン パターを万振りマンが試打「やさしく押し出してくれる」
オデッセイ「トゥーロン パター」の評価は!?
削り出し高級パターとして、オデッセイの中でも一線を画すハイエンドシリーズ「トゥーロン パター」。2018年に登場した初代モデルから、19年には上田桃子をはじめ、多くのツアープロが採用したカーボン&スチールの一体型「ストローク ラボ シャフト」を採用。さらに完成度を高めた本格派を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?
「構えた瞬間から入るイメージが湧く」
―率直な印象は?
「全項目オール4.5点の高評価です。私自身パターは苦手で、これまでいろいろなモデルを試してきましたが、この『トゥーロン』は構えた瞬間から、転がりや方向性の良さをイメージすることができました」
―実際に打った印象は?
「実際に転がした球も構えた印象のまま、狙い通りに出てくれていたので、カップインの確率を確実に上げてくれるモデルではないかと思います。試打で5~6球しか打っていませんが、これだけイメージを出してくれるのであれば、即買い(を検討する)レベルといった感じです」
―どの辺がお気に入り?
「私はピン型の『サンディエゴ』と『オースティン』の2本を打ったのですが、構えた時の印象は、どちらもオーソドックスなピン型パター。ただ、キャビティ部分の横幅が広めで、決して難しい印象はなく安心感がもてました。操作性はもちろんのこと、スイートエリアも広く、安心して自分の感性で打っていけるモデルです」
―打感も最適なフィーリング?
「はい。インサート付きのフェースとは全然違います。当たった瞬間、やわらかいというのがまずあって、そこからやさしく押し出してくれる感触があります。ラインにやさしく乗せてくれる動きを、勝手にパターが進めている感じ。ですので、自然と目標に向かって、やさしく押し出していくことができました」
―「ストローク ラボ シャフト」の印象は?
「ヘッドだけではなく、新採用のシャフトもしっかりタイミングが取れる動きを助けてくれました。カーボンとスチールの融合という、見た目ばかりが取り沙汰されていますが、性能面も予想以上に画期的なものという印象。特に、テークバックで引く時のブレが明らかに少ない。安定感を求めるなら、一度試してみることをおすすめします」
―どのような人向き?
「ズバリ本格派のパターを求めている人向きでしょう。価格は1本6万円以上ということで、金銭的に余裕のある人に限られてしまうとは思いますが、その価値は十分にあると思います。打感が優れている分、払い打つタイプよりしっかりパチンと打つタイプのほうが、インパクトでのメリットを感じられると思います」
即買いレベルのオール4.5点【総合評価4.5点】
【転がり】4.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5
・サンディエゴ /ロフト角:3度 ライ角:70度 長さ:34インチ
・オースティン /ロフト角:3度 ライ角:70度 長さ:34インチ
・使用ボール:タイトリスト プロV1
取材協力/トラックマンジャパン株式会社、石岡ゴルフ倶楽部
■ 万振りマン プロフィール
登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。