クラブ試打 三者三様

Silver-Blade EE パターを万振りマンが試打「マイナス点が見当たらない」

2020/09/12 05:00

プロギア「Silver-Blade EE パター」の評価は!?

ヘッド中央に引かれた3本の「E型アライメント」が特徴のプロギア「Silver-Blade EE パター」。左右のブレやバラつきが少なく安定感のあるモデルとして定評のある「Silver-Blade」の最新シリーズを、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンは、どのような評価をくだすのか!?

「全CSモデルとも相性良し」

※スキッド:打ち出し直後の横滑り状態の距離

―率直な印象は?
「元々センターシャフト(以下CS)をエースパターにしているので、CSが旗艦モデルの『Silver-Blade』シリーズは、とても相性が良かったです」

見た目の安心感も抜群の大型マレットモデル「EE-03CS」

―CSの中でも秀逸な点は?
「CS自体のメリットは、単純にアライメントもインパクトも、自分の操作次第でどうにでも動かせるというところです。ただし、シンプルにシャフトの延長でボールをとらえることができる半面、ミスヒットの寛容性が劣ってしまう。そういう面で言うと、この『Silver-Blade EE パター』は感性を生かしながら、しかもミスヒットに強い。フェース面のスイートエリアが広く設定されていて、平均点が高い。欠点の少ないCSモデルという部分が高評価のポイントです」

左から「EE-01CS」「EE-03CS」「EE-04CS」のCS三兄弟

―欠点が少ない…?
「はい。ヘッド形状、打感、転がり、すべて私の好みと言えます。全CSモデル3機種(『EE-01CS』『EE-03CS』『EE-04CS』)を打ち比べましたが、構えた感じやボールの転がり、打ち出しのスピード感、すべてイメージ通りでした。距離感が合わせやすいし、ラインも出しやすい。全然マイナス点が見当たらないパターです(笑)」

外側2本の幅がボール直径と同じサイズ

―具体的に構えやすい点は?
「シルバーとブラックのツートンカラーが主張しすぎず、目立たなすぎず、適度な集中力を高めてくれます。特にボールの大きさとシルバーの『E』の幅が合っていることで、アライメントがとりやすい。構えて目標に正しく向けるまで時間が掛からない。シンプルであり機能的でもある構造が魅力的だと感じました」

SILVER-BLADEシリーズ専用のスチールシャフト

―具体的に操作しやすい点は?
「大きさの異なる3モデル、それぞれに振りやすさのバランスが考慮されています。大きさが違うのに、すべて重さが同じように感じられ、同じ操作感で振ることができる。プロギア的に一番バランスの良い比率があり、そこに合わせて3モデルとも調整されているように感じられました」

CS3モデルを順に試打した万振りマン「どれも転がりが良い」

―どのような人向き?
「寛容性も構えやすさも、とても高いパターなので、CSが好きな人はもちろん、CSが苦手な人も使ってほしいモデルと言えます。食わず嫌いで使ってこなかった人も、新しいパットの可能性を広げてくれる一本になってくれるかもしれません」

ほぼオール満点の高評価!【総合評価4.5点】

【転がり】4.5
【打 感】5.0
【寛容性】4.0
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5

・SB EE-01CS /ロフト角:3度 ライ角:70度 シャフト:34インチ
・SB EE-03CS /ロフト角:3度 ライ角:70度 シャフト:34インチ
・SB EE-04CS /ロフト角:3度 ライ角:70度 シャフト:34インチ
・使用ボール:タイトリスト プロV1

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、石岡ゴルフ倶楽部

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。