クラブ試打 三者三様

マジェスティ ロイヤル ドライバーを万振りマンが試打「全ゴルファー対象」

2021/07/24 05:00

マジェスティゴルフ「マジェスティ ロイヤル ドライバー」の評価は!?

ことし50周年を迎えたマジェスティゴルフから、フェース裏面に波型デザインを採用した「3Dウェイブフェース」により反発性能を高めた「マジェスティ ロイヤル ドライバー」が登場した。これまでシニア向けのイメージが強かった本シリーズにおいて、今作はアスリートゴルファーでも振れる性能と評判が高い。そんな新時代を切り開く自信作を、ヘッドスピード(以下HS)の異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?

「決してシニア向けモデルではない」

つかまり過ぎることなくややドローがかかった強弾道

―率直な印象は?
「クラブ全体が軽く、とても振りやすいです。軽快な振りやすさがすべて飛距離に直結している印象です。長めの設定(46.5インチ)により、自然に振ってもHSが速くなり、ボール初速がいつもより高く出ていました(平均71.2m/s)」

マジェスティ独特の厳格な雰囲気を感じさせるデザイン

―吹け上がりは気にならない?
「全然気になりません。硬さ『TOUR S』のシャフト剛性であれば、私のスイングスピードにもついてきてくれるので、バックスピン量は少なめで、吹け上がる心配はゼロ。フルスイングで振り切っても、全く問題ありません。叩き気味に振っても、右に曲がる球ではなく、きちんとフェードで前に飛んでくれました」

硬さTOUR S(上)は黒 SR(下)は紺とカラーリングが異なる

―つかまり具合は強め?
「そうですね。比較的、右から左に巻く弾道が多かったので、総じてつかまり性能は高めと言えます。思いきり振り切っても、スマッシュファクター(ミート率)が平均1.37とそれほど下がらなかったので(※アマチュアゴルファーの平均は1.4前後)、単につかまりが強いというわけではなく、バランスよく、程よくつかまるタイプ。ドライバーとしての総合的な性能の高さを感じることができます」

反発性の高い3Dウェイブ裏面構造に高精度CNC加工を施したフェース面

―ものすごい打音でしたが?
「鼓膜が破れそうなくらい、音は高かったです(笑)。ただ、耳には心地良さしか残らないので、嫌な印象はありません。音よりも弾き感がとてもいいという感想に集約される。高音になればなるほど、飛ばせているイメージが湧くため、練習場でも気持ちよく振り続けることができます」

ロフト角は10.5度の他に9.5と11.5のラインアップがある

―シニア向けというイメージはありますか?
「んー…、私はそのようなイメージは持っていません。特にこの『ロイヤル ドライバー』は中上級者はもちろん、ツアープロやドラコン選手でも対象と言えるほどです。いまより飛距離がもっと欲しいアスリートゴルファーなら、全員が対象者。決してシニア層のみに向けたモデルではないと断言できます」

「ハイドローをかけていく打ち方が必要」と万振りマン

―どのような人向き?
「軽くて操作性がよく、飛距離が出るのにブレも少ない、本当に万人受けするモデルだと思います。もう少しロフト角が立っていれば(試打クラブは10.5度)、私もエースとして使おうか悩むほどです。弾道はやや高めになるので、チーピンだけは注意しなければいけませんが、ロースピンでハイドローな弾道が打てれば、相当強い武器になる気がします」

HSの速さに関係なく高評価!【総合評価4.2点】

【飛距離】4.5
【打 感】4.0
【寛容性】4.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.0

・ロフト角:10.5度
・シャフト:マジェスティ LV540 TOUR(硬さTOUR S)
・使用ボール:市川サンライズゴルフセンター専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、ENEOS市川サンライズゴルフセンター

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

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