クラブ試打 三者三様

プロギア LS ドライバーを万振りマンが試打「50m/s台でも使える」

2021/09/04 10:16

プロギア「LS ドライバー」の評価は!?

ヘッドスピード(以下HS)40m/s前後のあなたへ”のフレーズで、プロギアから新登場した「LS ドライバー」。ソールの下にさらにソールを配した「D.B.(DEEP BACK)ソール」により、高弾道&低スピン弾道が打ちやすい設計に仕上がっているという。そんな同社の新たな自信作を、HSの異なる有識者3人が採点。フルスイング系YouTuber・万振りマンの評価は!?

「ストレスフリーな構えやすさ」

50m/sの万振りマンでも高弾道で強い球筋が出ていた 平均298.3ydを記録

―率直な印象は?
「地面にソールした際のヘッドの据わりが、目標へ向けやすく、とても構えやすいです。改めて仕切り直す必要がなく、アドレス時にストレスがかかりません。黒塗りのシンプルなデザインも好みだったので、【構えやすさ】の評価を5点満点としました」

ターゲット方向にすぐに向けられる据わりの良さ

―ストレスフリー…?
「そうですね。ソールした時に左や右を向くことなく、地面に置いた瞬間、ストレートに向けられる据わりの良さを感じます。サイズは特大というわけではないですが、安心感を抱ける大きさで、目標方向にボールを運んでいけるイメージがすごく湧くいい顔をしています」

CNC加工でミーリングされた微細な凸凹のあるフェース面

―飛距離性能は?
「スピン量は思っていたよりも多かったのですが(平均3076rpm)、初速は出ていたので(平均75.8m/s)、プレーヤーがどれだけスピンを減らす打ち方ができるのかが問われると思います。入射角を意識しながらロフト角を立てつつ、打ち出しを低めに抑えれば、HS50m/s台のゴルファーでも面白いと思える。HS40m/s前後向けということですが、私は全くそうは思いませんでした」

長さ:45.75インチ、重さ:45g、バランス:D-1、トルク:6.7、元調子(H) ※硬さS(M-43)の場合

―リシャフトせずにそのまま使える?
「はい。純正シャフト『スピーダー エボリューション』の特性は素直でクセがなく、ボールのインパクト直前で力をグッと入れても、全く曲がる気がしない。力任せに叩きにいっても、ちゃんと結果を残してくれるシャフトです。ヘッドの長所を生かすのであれば、このままリシャフトせずに使いたいです」

M60径の純正グリップ(重さ43g、コード無、バックライン有)

―打音の高さは気にならない?
「高めは高めなので気にはなりましたが、それほど耳障りな感じはありません。高音は元々プロギアの特徴なので、同社好きのゴルファーは違和感なくモデルチェンジできる気がします。メーカーがファンを大事にしていることが分かるドライバーだと思います」

HS40m/s前後対象と思いきや「50m/s台でも楽しめる」と万振りマン

―どのような人向き?
「打音の好みもあるので、プロギアのクラブが好きで、その中で飛距離を求めている人。エンジョイゴルファーだけではなくアスリートゴルファーにも適したドライバーなので、シニア向けというイメージは一切もたなくていいと思います。飛距離自慢のパワーに自信があるゴルファーにも、ぜひ試してもらいたいモデルです」

構えやすさ満点を含む高得点【総合評価4.5点】

【飛距離】4.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】5.0

・ロフト角:10.5度
・シャフト:スピーダー エボリューション for PRGR(硬さS/M-43)
・使用ボール:川口グリーンゴルフ専用レンジボール

取材協力/トラックマンジャパン株式会社、川口グリーンゴルフ

■ 万振りマン プロフィール

登録者2万人超えのフルスイング系YouTuber。2017年よりYouTubeにて「-Mr.FULLSWING MEN-万振りマン」チャンネルを開設し、数多くの試打動画をアップ。豪快なフルスイングが話題を呼び、人気に火がつく。日本プロドラコン協会(JPDA)B級プロライセンスを取得。

プロギア
ヘッドスピード40m/s前後のあなたへ。 最大飛距離弾道で飛ばす、ギリギリ新シリーズLS登場。
発売日:2021/06/25 参考価格: 96,800円