クラブ試打 三者三様

Silver-Blade α II パターを西川みさとが試打「スピード感はゆっくりめ」

2022/08/09 05:00

プロギア「Silver-Blade α II パター」の評価は!?

プロギア「Silver-Blade」パターの最新作は、やわらかさの中に手応えが残る打感が特徴の「α II」シリーズ。樹脂素材「αインサート」を搭載し、打ち応えのある打感を実現しつつ、前方と後方の素材を変えることで深重心・高慣性モーメント設計となっている。フィーリングと安定感を向上させた同社の自信作を、有識者3人が採点。まずは女子プロゴルファーの西川みさとが試打評価を行った。

「正直、もう少し硬めが好き」

※5mの距離で検証

―率直な印象は?
「予想以上に、やわらかい打感が印象的です。インパクトでゴツッという、ボールにやや鈍く当たる感触があり、ボールがフェースから離れるタイミングがゆっくりというか、やわらか過ぎる印象を受けます。私としては、もう少し硬めのフィーリングのほうが好みなのですが…」

キャッチコピーは『やわらかさの中に感じる絶妙の手応え』

―ボールがゆっくり出る感じ?
「もちろん使用ボールの種類にもよりますが、ボールの飛び出るスピード感は、ややゆっくりに感じられます。普段感じている速さよりも少し遅いというか、鈍いというか…。一度スピード感が遅いと感じてしまうと、次のパットからはインパクトでガチンと意識的に当てにいってしまうもの。2~3球の試打中でも、その感覚が起こりました。確実にゆっくり出るイメージはあったと思います」

ブレードからL字マレット、センターシャフトまで5種類のラインアップ

―アライメントは合わせやすい?
「シルバーの中に白ラインが一本だけ入ったシンプルなデザインで、ごちゃごちゃしている感じがなく、スッキリした印象で構えやすいです。前側のフェース面と、後方のマレット部分でカラーリングが異なるため、メリハリがあることでより見やすく感じられます」

ブレード部分はアルミ、ボディ部分はステンレスと異素材を採用

―センターシャフトを選んだ理由は?
「プロギア(の象徴的なモデル)といえば、何といってもセンターシャフトだと思い『03CS』を試しました。形状がボールをつかまえる感じではなく、当たったままボールが飛び出す感覚なので、少しシビアには感じました。プロギアのセンターシャフトを使用しているゴルファーは、以前からパット巧者が多い印象なので、やはり上級者向きな部分は継続して存在しているように感じます」

握り心地を考慮したオリジナルのミッドサイズグリップ

―グリップの評価は?
「やや太めのサイズ感ではありますが、太めのモデルが多い現在においては、むしろ細く感じるぐらいスッキリした握り心地です。細いタイプに慣れている人でも、違和感なく握ることができる。スッキリとしたヘッドデザインと合わせ、スマートさが全体の扱いやすさにつながっていると思います」

「当たり前ですが CSやL字には難しさを感じます」と西川

―どのような人向き?
「シリーズの中心的存在にもなっているので、やはりセンターシャフトが好きな人向けといえます。センターシャフトのマレット好きであれば、確実に候補のひとつに挙げていいと思います。前作の『Silver-Blade α』シリーズは、全体がやや重かった印象ですが、今作は軽くなって操作しやすく改善されています。前作で合わなかった人も、新たなフィーリングを試してみてはいかがでしょうか」

打感の違和感で3点台△が2項目に…【総合評価3.8点】

【転がり】4.0
【打 感】3.5
【寛容性】3.5
【操作性】4.0
【構えやすさ】4.0

・03CS /ロフト角:3度 ライ角:70度 長さ:34インチ
・02 /ロフト角:3度 ライ角:70度 長さ:34インチ
・使用ボール:ブリヂストン ツアーB X

取材協力/トラックマンジャパン株式会社

■ 西川みさと プロフィール

1977年7月10日生まれ、埼玉県出身。専大時代の1998年に「日本女子学生選手権」で優勝。大山志保古閑美保らとともにナショナルチームで海外大会に出場した。2002年のプロテスト合格後は、飛距離こそ出ないものの、ショートウッドを巧みに使う技巧派として、美しいスイングを武器にレギュラーツアーで人気を集めた。

プロギア
やわらかさの中に感じる絶妙の手応え
発売日:2022/05/20 参考価格: 33,000円
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