クラブ試打 三者三様

PLD ミルド パターを大本研太郎が試打「厳選4機種に納得」

2022/09/03 05:00

ピン「PLD ミルド パター」の評価は!?

Putting Lab Design=「PLD ミルド パター」は、米国のピンゴルフ社にあるパター専門研究開発室の名から取った、トッププロのこだわりを反映したモデル。トニー・フィナウビクトル・ホブランらが使用して、発売当初から好結果を残し、今夏は渋野日向子が「PLD ミルド DS 72 パター」に替えたことで、さらに注目度が増した。そんな同社が誇る完全削り出しパターを、有識者3人が採点。多くのプロを指導するパッティングコーチ・大本研太郎の評価は!?

「打ちやすさ・構えやすさは今期No.1」

※5mの距離で検証

―率直な印象は?
「削り出しの打感を生かすため、シンプルな形状に仕上がっていて、スッと自然にターゲットに合わせられるメリットがあります。自分の感覚を出しながら構えられるため、ことしのモデルの中で一番打ちやすいし、構えやすいと言えます。適度なヘッド重量(『アンサー』『アンサー2』が350g、『DS 72』が365g、『プライム タイン4』が360g)も、好印象の要素となっています」

ヘッドとシャフトのカラーを連動させて統一感を持たせたデザイン

―シルバーと黒の配色については?
「おすすめは黒ですが、シルバーも抑えめの色味のため、どちらも構えやすいカラーリングに感じます。ターゲットに対し、明確なイメージを出したい人は黒(『アンサー』『プライム タイン4』)、感覚で構えたい人はシルバー(『アンサー2』『DS 72』)という風に選ぶと、マッチしたモデルを選択できると思います」

同社が長年の研究を経て最も打感と転がりがいいと判断したフェースデザイン

―打感の感想は?
「打感の評価を左右するポイントは、感触と打音で判断できる距離感のイメージが、実際に転がす距離と合うかどうか。そういう意味では、『PLD ミルド』は手と耳で感じたフィーリングが、実際に打ち出した距離と合っていたので、いい打感ということになります」

ヘッドからネックまで一体成型の精密鍛造

―厳選された4機種については?
「そうですねー、純粋に不動の人気を誇る形状ベスト4ではないでしょうか(笑)。操作性のいいオーソドックスなブレード型の『アンサー』と『アンサー2』、アッパー軌道になりやすいデメリットを持つ大型ではなく、小ぶりに絞ったマレット型『DS 72』『プライム タイン4』。プロ、アマチュア問わず支持率が高く、打感と重さと長さのバランスが良い形状という点で、納得の選出だと思います

つや消しサテン仕上げで落ち着いた雰囲気の「アンサー2」

―気に入ったモデルは?
「シンプルな形状とサイトラインが入っているという理由で、『アンサー2』が気に入りました。ただ、できれば『アンサー2』で、黒バージョンも作ってほしいというのが正直なところです」

「マイクラブが黒のブレード型でそれに近い分 評価が高くなった」と大本

―どのような人向き?
「自分で転がりのイメージをつくることができる人向き。若干、上級者向きといえるかもしれません。パッティング技術は、正しくセットして基本通り転がすというよりも、フィーリングを意識して練習すると上達が早まります。感覚を重視しながら転がせる、自分なりの心地よい打感を生むモデルを選ぶといいと思います」

寛容性以外4.5が並ぶ高評価【総合評価4.4点】

【転がり】4.5
【打 感】4.5
【寛容性】4.0
【操作性】4.5
【構えやすさ】4.5

・全機種 /ロフト角:3度 ライ角:70度 長さ:34インチ
・使用ボール:ブリヂストン ツアーB X

取材協力/トラックマンジャパン株式会社

■ 大本研太郎(おおもと・けんたろう) プロフィール

1974年生まれ、PGAティーチングプロA級。株式会社スポーツラボ代表として、2012年パターレッスン専用スタジオ「パットラボ」、13年「GPC恵比寿」を開設。スコアメイクに重要なショートゲーム改善の研究を進め、特に重要性の高いパッティング指導に力を入れる。最近では東浩子臼井麗香らのコーチも務める。