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パター売値は4メーカーが安定傾向 お宝モデルは?

2020/06/14 17:00
売り場面積の多くを占めるオデッセイのパター

自宅に眠るゴルフクラブを売るのなら、まずは高値が付くクラブの傾向を押さえておきたいところ。前回のアイアン編に続いて、今回はパターの相場事情をゴルフショップ『ゴルフガレージ』の担当者に聞いた。 ※買い取り価格は査定ランク『B』(ページ下参照)に設定

<ドライバー編>ピンの高値続く ゼクシオに安定感
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代表格はスコッティキャメロン

ゴルフガレージ多摩店(東京都多摩市)の塙裕之店長によると、同店ではオデッセイ(キャロウェイ)、スコッティキャメロン(アクシネット)、テーラーメイド、ピンの4メーカーがパター売り場の約8割を占めるという。「買い取り額もこの“4強”が安定している感覚です。パターはウッドと違って、多少は古くても高めの値段が付くことが多いのですが、なかでも高いのは元々が高価格帯のスコッティキャメロンですね」

そのスコッティキャメロンで最も高値傾向にあるのは、フェースにインサートが装着されていない、単一素材による削り出しモデルだという。中古クラブの相場管理を担当する網野深志さんは「特に『スタジオ・ステンレス』や『スタジオ・スタイル』シリーズは、新製品(による値崩れ)の影響をほぼ受けません。もともと出回っている数が少ないですし、打感がソリッドで見た目もシンプル。状態が綺麗なものだと、店舗の判断で値段が上がっているものもあります」という。

高価格帯のスコッティキャメロン。お宝パターが眠っているかも?

代表的なモデルのひとつに挙げるのが、2002年発売の『スタジオ・ステンレス ニューポート2』で、同ショップの買い取り額は1万6000円前後。同年発売のパターとしては破格で、塙店長は「現在は在庫がない状態。入荷してもすぐに売れてしまう」という人気ぶりだ。

オデッセイは過去のイ・ボミ使用モデルが高値キープ

パターの査定は、基本的にブレード型やマレット型などのヘッド形状による違いはなく、「シリーズの発売年によって決まります」(塙店長)とのこと。ただし、例外的に特定のモデルだけ高値が付いているケースもある。

2013年発売の『ホワイト・ライズ iX #1SH』は、使用していたイ・ボミが15年から2年連続で賞金女王に輝いたことで人気が沸騰。16年末には復刻モデルが数量限定で発売された。網野さんは「すでに生産されておらず、もともと出回っていた本数が少なかったこともあり、いまでも他のモデルに比べて(ゴルファーの)ニーズが高い」として、現在も同シリーズの中でやや高値が付けられている。

イ・ボミの使用パターとして人気を博したオデッセイ『ホワイト・ライズ iX #1SH』 ※2016年「meijiカップ」撮影

オデッセイでは、カーボンとスチールの複合シャフトが標準装着された2019年2月発売の『ストロークラボ』シリーズも安定傾向にあるという。当時から斬新なシャフト構造が話題を呼び、使用プロの評価も高いことから「シャフトだけ欲しがるお客様もいます」(塙店長)とニーズは高そう。ただし、同シャフトがまったく別モデルのヘッドに挿さったパターの買い取り額は、ヘッドのモデル名に準ずる査定になるので注意が必要だ。

ピンは「シグマ2」 テーラーメイドは「スパイダー」が安定

ピンは『シグマ2』、テーラーメイドは『スパイダー』シリーズが、同年代の他モデルに比べて値崩れが小さい傾向とのこと。2018年の発売で、渋野日向子の「AIG全英女子オープン」優勝パター『シグマ2 アンサー パター』は8500円前後。2017年に発売で、セルヒオ・ガルシアの同年「マスターズ」制覇に貢献した『スパイダー ツアー レッド』も同じ程度の査定額となっている。

※査定ランクB:ソールに薄い擦り傷やその他箇所に目立たない傷はあるが、全体的にきれいな状態(ゴルフガレージの査定基準による)