今年、最も注目されたパターは！？ 2022年アクセス数ランキングTOP10
22年はどちらに軍配！？ テーラーメイドVSオデッセイ
コロナ禍3年目に突入した2022年。今年も新たなテクノロジーを搭載した話題作が数多く登場した。そんな最新モデルから、根強い人気を誇る昨年以前のモデルまで、最も注目されたクラブは何だったのか？ GDO『ギアカタログ』でアクセス数の多かったクラブを、ランキング形式で発表する。第1弾はパター部門！
■第10位：トゥーロン パター サンディエゴ 2019年モデル（オデッセイ）
今年1月に新モデルが発売された「トゥーロン」シリーズ。そのひとつ前となる2019年モデルから、不動の人気を誇る「サンディエゴ」がランクイン。昨年21年ランキングの8位に続き、堂々の2年連続TOP10入り。国内メジャー「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」を含む、今季2勝を飾った川崎春花が使用していたことでも話題に。
■第9位：トリプル・トラック DOUBLE WIDE パター（オデッセイ）
今ではお馴染みとなった3本ラインが特徴の「トリプル・トラック」シリーズから、「DOUBLE WIDE」がランクイン。同ラインの入ったボールとセットで使用したゴルファーから、「一度使うと手放せない」という声が続出。中でも「DOUBLE WIDE」は、ブレード型の操作性とマレット型の安定感が味わえる“お得感”が魅力だ。
■第8位：シグマ2 アンサー パター（ピン）
渋野日向子が優勝した19年「AIG全英女子オープン」の使用モデルとして、知名度を上げた「シグマ2 アンサー パター」。トウヒールバランスの代表作である「アンサー」だが、今年発売された「2023」パターでは、トニー・フィナウの声を反映した「アンサー 2D」が登場。ヘッド後方を伸ばしたワイドなアンサー型として話題を呼んだ。
■第7位：PLD ミルド DS 72 パター（ピン）
8位に続き、7位にも渋野日向子使用モデルがランクイン。「PLD ミルド DS 72 パター」は、渋野が今季新たに手にしたマレット型で、3位と好結果を残した「AIG全英女子オープン」で初投入した。変更時に同社ツアー担当は、「ジュニアの頃からブレード型を使用していたので、（マレットを使うのは）珍しい」と驚いていた。
■第6位：トラス TB2 トラスセンター パター（テーラーメイド）
一昨年と昨年のランキングを独占していたテーラーメイド「トラス」シリーズが、ここに来て初めての登場。「トラス TB2 トラスセンター パター」は、ピン型のセンターシャフトで、「クラブ試打 三者三様」の筒康博氏は、「センターシャフト感が強く、パット巧者でないと扱えるモデルではないのかも」と気になるコメントを残した。
■第5位：ホワイト・ホット OG パター 2-BALL BLADE TOUR LINED（オデッセイ）
国内男子ツアーでは、いまだに02年発売の初代モデルが手放せない選手がいるほど、根強い人気の「2-BALL」。最年少女王に輝いた山下美夢有も使用していた「ホワイト・ホット OG パター 2-BALL BLADE TOUR LINED」が、多くの目にとまったもよう。口コミ欄には、「素振りでヘッド軌道を確認しやすい」と称賛する声が見受けられた。
■第4位：トリプル・トラック TEN パター（オデッセイ）
9位に入った「トリプル・トラック」シリーズから、大型マレットの「TEN」が4位に。発売当初は、ライバル社の人気モデルと比べられることが多かった「TEN」シリーズだが、「トリプル・トラック」「ストロークラボ」といった独自のテクノロジーと合わせることで、オリジナリティを発揮。今年発売の「ELEVEN」よりアクセス数を稼いだ。
■第3位：ホワイト・ホット OG パター #7 2020年モデル（オデッセイ）
5位に続いて、オデッセイ「ホワイト・ホット OG」シリーズが再登場。OGはOld Gangster=「古き良きもの」の略で、同社が誇るホワイト・ホットインサートを再評価する声が急増。ツノ型「#7」は、今季2勝の西村優菜が使用し、人気の高い赤いストロークラボシャフトとの組み合わせで、「ニチレイレディス」の優勝に貢献した。
■第2位：トゥーロン パター サンディエゴ（オデッセイ）
「トゥーロン パター サンディエゴ」は、10位に入った同モデルの最新版。1本6万円前後の高価格ながら、人気を持続した本格派ブレード型。今年8月には、「シカゴ」「アトランタ」「ラスベガス」といった既存モデルに加え、新形状の大型マレット「ル マン」「デイトナ ビーチ」も追加。今後、どこの街が選ばれる？という点でも注目される。
■第1位：トラス TB1 トラスヒール パター（テーラーメイド）
昨年に続き、2年連続No.1の座に輝いた「トラス TB1 トラスヒール パター」。女子プロ界を席巻し続ける“三角形パター”だが、今年のランキングでは、全体的にオデッセイ勢に押され、何とか1位の座を死守した構図に。20年から愛用し続ける稲見萌寧は、インサート部が摩耗し、同モデルの新しいパターで調整していた。