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女子ツアーで目立った金色パターの正体は?

2019/11/08 05:00
ヘッド形状は同じでもネックが違うと挙動も変わるので、しっかり試打して選ぼう

鈴木愛が「三菱電機レディス」で今季5勝目を飾った。この大会で、鈴木はピンク色の「ピン G Le2 エコ パター」というレディスモデルを使用したが、これと同様に印象に残ったのが、2位の申ジエ、3位の小祝さくら、4位の岡山絵里が手にしていた金色のパターではないだろうか。

この金色のパターの正体は、テーラーメイドの「スパイダー X カッパーホワイト パター」。同週に中国で開催された「WGC HSBCチャンピオンズ」で優勝したロリー・マキロイも同じモデルを使っている。

ネオマレットタイプとしてはやや小さめなヘッドで、ミスヒットに対する強さと操作性の両立を図ったモデルだ。

ネック形状は、シングルベンドとスモールスラントの2種類がラインアップされている。シングルベンドネックは、ヘッドを真っすぐ動かしたいプレーヤーに合うフェースバランスモデルで、申はこちらをチョイスしている。フェースの開閉をあまりしない人は向いているだろう。

スモールスラントネックは重心距離が長く、やさしいL字パターという印象。慣性モーメントが大きくてミスヒットに強く、左に引っ掛けにくい。マキロイ、小祝、岡山らはこちらのネックを使用している。

全く同じ形状と性能で、色だけが違う「スパイダー X ブルーホワイト パター」というモデルもあり、成田美寿々が使用している。

ミスヒットに強く、操作のしやすいパターを探しているなら、おすすめしたい「スパイダー X パター」だが、発売から半年ほどなので中古ショップではまだあまり見かけない。関心がある人は、中古ショップの在庫を注意深くチェックしよう。