メジャー最年長Vに貢献 ミケルソンの“二刀流”ウッドを中古で調査
2021/06/04 05:00
フィル・ミケルソンが「全米プロゴルフ選手権」を50歳11カ月7日で制し、男子メジャーの最年長優勝記録を更新した。ミケルソンと言えば、球筋や距離を打ち分けるために2本の1Wを入れるなど、驚きのセッティングにトライすることでも有名だ。この大会でもシャフト長が規制ギリギリとなる47.9インチの1Wと、ブラッシー(2W)代わりに別モデルを入れる作戦が奏功。今回は、ミケルソンのティショットを支えた2機種を中古で入手できるか調べてみた。
長尺化した1Wはキャロウェイ「エピック SPEED ドライバー トリプルダイヤモンド」を使用した。米国ではすでに流通しているモデルだが、日本では未発売のため中古ショップで見つけるのは難しいだろう。シャフトは藤倉コンポジット「VENTUS BK」の60g台(硬さ:X)を装着。先端剛性がとても高いシャフトなので、長尺化しても方向性の悪化は少ない。こちらも品薄のモデルで、中古ではレアだ。
2Wとして使ったテーラーメイド「オリジナルワン ミニドライバー」は、2019年にカスタム専用モデルとして発売されたヘッド体積275ccのメタルウッド。ロフト角は11.5度と13.5度があり、ミケルソンは11.5度を使用した。中古では3万円前後からが相場で、優勝を境にほぼ見かけなくなったが、今後また出てくる可能性はあるかもしれない。
50歳になっても進化を続けるミケルソンの1W選びを参考にして、飛距離を伸ばしたければ長尺化、どうしても苦手ならミニドライバーを検討してみるのはどうだろうか。