再注目のミニドライバーは中古でも人気が高い
2021/09/17 05:00
フィル・ミケルソンが47.9インチの長尺ドライバーと、ヘッド体積275ccのテーラーメイド「オリジナルワン ミニドライバー」を使う二刀流で「全米プロ」を制したことで、通称“ミニドラ”が再び注目を集めている。日本では、7月に新発売されたテーラーメイド「300 ミニドライバー」も売れ行きが好調。中古ショップでは旧作を含めて人気が高い。
ヘッド体積307ccの「300 ミニドライバー」は発売直後から人気で売り切れ状態となり、新品市場からすでに姿を消している。中古ショップでも同じで、買い取りで入荷してもすぐに売れてしまうとのこと。オークションサイトでは高値が続いており、入手は困難な状況だ。
2019年に発売された「オリジナルワン ミニドライバー」も中古ショップで品薄状態が続いている。ミケルソンが勝った全米プロ終了時点よりも値上がり傾向で、3万円を超える価格に設定してもすぐに売れてしまうそうだ。ヘッド体積260ccのテーラーメイド「SLDR ミニドライバー」(2014年)も人気が再燃。発売から7年が経過してもなお、1万円以上の価格がついている。
シャフトが短くてヘッドが小さいミニドライバーは、振り抜きやすさに優れる一方で、大型ヘッドのドライバーに比べて飛距離性能は落ちる。そもそも使う状況や扱えるゴルファーはかなり限られるので、最近の人気でコスパという面ではそれほど期待できなくなっていると言わざるを得ないだろう。もしも同じような安定感を求めるのなら、小型ヘッドほどではない小ぶりなヘッドのドライバールを中古で購入し、シャフトを短く持つなど工夫をしてみる手もある。