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飛距離の階段を上手に作るウェッジ選び

2018/02/23 05:00
「ボーケイデザイン SM6ウェッジ」(左)と「グライド 2.0 ウェッジ SS」(右)。クリーブランドやフォーティーンにもロフトバリエーションが多いモデルがある

様々な新製品がゴルフショップを賑わせているが、やはり気になるのは最新ドライバーだろうか?ドライバーでもっと飛ばしたいという気持ちは誰もが共通だと思うが、スコアアップで重要になるのは、距離を打ち分けてグリーンを狙うアイアンショットだろう。

ところが最近はアイアンも飛距離を追求したモデルがヒットしている。スコアメークを重要視する上級者やアスリート向けのアイアンでも、ロフト角が立っているものが目立つ。飛距離を追求したアイアンセットは、ショートアイアンやPW(ピッチングウェッジ)のロフト角も小さくなり、そのしわ寄せがさらに短い番手に出てくる。

従来のアスリートモデルのPWのロフト角は48度前後が一般的だったが、今は44~46度というモデルが増えてきている。例えば、セミアスリートに人気の「タイトリスト 718 AP3 アイアン」は、PWが43度とかなりストロングロフトとなっているため、PWの下にロフト角48度の「48」という番手が存在するのだ。

PWのロフト角が立ってくると、今まで使っていたウェッジとの飛距離差が広がる。つまり、アイアンセットのPWのロフト角が45度で、自分のAW(アプローチウェッジ)が52度だとすると、2本のロフト角の差は7度となり、飛距離の差が大きくなってしまうのだ。そこで、この差を埋めるためにPWとAWの間に1本ウェッジを追加して、ロフト角の差による飛距離の階段をなだらかにしてみてはどうだろう?

タイトリスト ボーケイデザイン SM6ウェッジ」や「ピン グライド 2.0 ウェッジ SS」といったモデルは、多くのロフトバリエーションを展開している。まずは試しに自分のセッティングに加えたいという場合、中古ショップを使うのもお勧めだ。

1つだけ注意点がある。同じロフト角であっても、アイアンセットのPWより単品ウェッジの方がスピン性能が高いため、バックスピンがかかって飛距離が落ちる場合が多い。そのことを考慮して、少しだけ小さめのロフト角を選んでほしい。

タイトリスト
発売日:2016/02/16 参考価格: 25,380円
ピン
ツアープロが認めるスピン性能
発売日:2017/03 参考価格: 21,600円