スコアアップに繋がる13の法則

第2回 数字を理解する(後編)

2013/11/12 09:00

プレー内容を知ることができる部門別データを正しく理解する

自分のプレー内容をスコアカードやスマホにメモしておこう。傾向が見えてくるはず

練習をしなくてもスコアアップに繋げる第2の法則は、部門別データを理解することです。プレーの内容を知るデータとして、フェアウェイキープ率、パーオン率、パット率などの部門別データがあります。これらの数値が良くなれば、プレーの内容も良いこととなり、結果的にスコアも良くなります。しかし、これらのデータは70台でプレーする人達の為のものであり、90切り、100切りを目指す人達には意味のないものです。ボク自身も皆さんの様に100切り、90切りを経験してきました。今回はその頃の記憶を思い出しながらアドバイスしますね。

○○切りの秘訣は、○○オン率!

自分の目標スコアとホールの難易度を鑑みて、何オン・何パットでいけばいいか計画してみよう

まず、100切りを目指す人はダボオンを、90切りを目指す人はボギーオンを目指すべきです。パーオン率を調べても全く意味がありません。ダボオン・ツーパットができれば、スコアは108です。ボギーオン・ツーパットができれば、スコアは90です。この考え方を基本線としてプレーを組み立てることで、スコアメイクに重要なショットが見えてきます。

ボクが90切りを目指していた頃は、ボギーオンをするために何が必要かをいつも考えてプレーしていました。まず、それにはティショットでOBや池ポチャなどの大きなミスをしないことです。OBや池に打ち込んでしまう危険性のあるホールは、飛距離よりも安定を求めたクラブ選択とショットをしました。つまり、1打目でフェアウェイキープは必要ないのです。2打目でフェアウェイキープを目指すのです。3打目をフェアウェイから打つことができれば、ボギーオンの可能性はグンと高まりますからね。つまり90切りを目指す人は、2打目のフェアウェイキープ率を知るべきなのです。

ツーパット以内を目指すなら、ファーストパットの距離感が鍵

3パットしないためにもファーストパットの距離感が大切

グリーン上では、レベルに関わらず誰もがツーパットを目指すべきです。ここではパワーや、高度な技術は必要ありませんからツーパットは可能です。しかし、90切り、100切りを目指すプレーヤーがパット率を気にしても、プロと同じ数字を出すことはできません。安定してツーパットをするために必要なことは何でしょうか?それはファーストパットの距離感を高めることです。ここがプロとアマの決定的な違いとなります。70台を目指す人以外は、ファーストパットを3メートル以内に入れる確率を知るべきです。この数値が80%ぐらいになれば、平均ツーパットでプレーできるはずです。この確率を高める為には、上手く行かない時の統計を取り、同じ状況から繰り返し練習することで、問題は解消されるでしょう。

スコアアップをするためには、自分のレベルに合わせた数値を理解することが重要なのです。