第3回 備えあれば憂いなし！

準備を怠るべからず！ゴルフウエアも立派なゴルフギアの一つとして心得よ

練習をしなくてもスコアアップに繋げる第3の法則は、十分な事前準備をすることです。スコアを崩してしまう原因として、突然の状況変化への対応準備不足があります。上級者は長いゴルフ経験の中で、色々な状況を乗り越えてきています。事前準備がしっかりと出来ている為、急な状況変化が起こっても慌てることはありません。しかし、ゴルフ経験の浅い人は、状況変化に対する準備が出来ていないため、技術的・精神的に不安定になり、スコアを崩してしまうのです。今回もボクの経験を元にアドバイスします。ゴルフは自然との戦いです。天候変化への事前準備がとても重要となります。季節によって色々な準備が必要です。

春・秋は、気温の変化に対応できる服装をしよう

まず、春と秋の季節の変わり目は、突然の気温変化への準備が必要です。ボクがどのような準備をするのか紹介しましょう。まず、春と秋は突然の気温の変化を想定して、半袖のシャツにベスト、そしてセーターを用意します。これならば、天気予報が大きく外れても大丈夫です。この時期に注意しなければいけないことは、長袖シャツの着用は避けるということです。その理由は突然気温が高くなると、汗によってシャツが体にまとわりつき、スイングがスムーズにできなくなるからです。

汗は大敵！着替えのシャツを準備すること

夏のプレーでの注意点は、着替えのシャツを用意することです。汗を含んだシャツではスイングがスムーズにできません。ハーフターンで着替えることで、後半は気持ちよくスイングをすることができます。また、昼食時に体が冷えてしまうことも防げます。濡れたシャツのままエアコンの効いた部屋にいると、体調を崩すだけでなく、体の感覚が狂ってしまう可能性もあります。

冬はスイングしやすいウエアを選び、防寒対策をしっかりすること

冬のプレーでの注意点は、スイングしやすい薄手生地のウエアを選びます。厚手生地のウエアになると体の回転が妨げられてしまいます。しかし、薄手生地のウエアでは防寒対策が十分ではありません。では、どうしたら良いでしょうか？ボクはダウンジャケットのような、軽くて脱ぎやすいアウターを着用します。ショットの度にアウターを脱ぐのは面倒な気がしますが、これが防寒対策とスイング対策の両面をカバーする唯一の方法だと思います。また、必ず手袋も着用します。ゴルフは手先の感覚が非常に重要ですから、手を冷やしてはいけません。ポケットに手を入れてプレーしている人を多く見かけますが、これはお勧めしません。何故ならば、歩き方が変わってしまい、通常とは違う筋肉の使い方をすることになります。結果的に体のバランスが崩れてしまい、安定したスイングができなくなってしまいます。

このようにウエアだけに注目しても、多くの事前準備が必要となります。何事も“備えあれば憂いなし”なのです。