スコアアップに繋がる13の法則

第6回 スタートまでの時間の使い方

2013/12/10 09:00

間違った時間の使い方

練習をしなくてもスコアアップに繋がる第6の法則は、スタートまでの時間を上手く使うことです。ゴルフは精神面がプレーに大きく関係するスポーツです。スタートまでの時間をどの様に使うのかで、精神面が大きく変わってきます。間違った時間の使い方をいくつか紹介しましょう。まず、スタートの2時間前から練習をしているケースです。これでは集中力も体力も擦り減らすこととなり、実際のプレーでのプラスになりません。次に、スタート時間ぎりぎりにコースへ到着するケースです。慌てて息を切らしながら1番ティーに上がるようでは、最高のスタートは切れないでしょう。

堀尾流、スタートするまでの心の準備の仕方

ボクがお勧めする時間の使い方を紹介します。まず、スタート1時間前にはコースへ到着します。朝食をゴルフ場で取りたい人は、その時間をプラスします。次に45分前に練習場へ向かいます。この時、最初に決めた数のボールのみを打つようにします。調子の善し悪しによって、途中から球数を変えることはしません。25分前にはパッティンググリーンに移ります。ロングパットの距離合わせから始めて、ショートパットの練習で終わります。そして、10分前にはティーグラウンドへ到着して、自分の組のスタートを待ちます。この様に毎回同じ時間の使い方をするということは、スタートまでの行動が同じになります。つまり、スタートするまでの心の準備ができるのです。これで精神面が安定して、毎回同じ状態でスタートすることが可能となるのです。

行動と時間をコントロールする

どうすれば平常心でスタートホールに立てるかを考え、行動するかが大切

以前、ボクがプレーヤーであった頃はスタート前だけでなく、試合前日から同じ時間の使い方をしていました。練習時間と内容を制限し、睡眠時間も必ず8時間取れるようにコントロールしていました。また、試合当日の起床からゴルフ場までもほぼ同じ時間の使い方をしていました。朝食はスタートの3時間前に済ませ、食事の内容もほぼ同じにしていました。コースまでの移動も好きな音楽をかけて、予め決めた道順で車を走らせたものです。

良いプレーができる時は、全ての行動と時間をコントロールでき、少しも迷いがない精神状態でティグラウンドに立てました。しかし、精神的に迷いがある時は、通常と違った行動を取ろうとしてしまうものなのです。その弱い精神状態を作らない為に、この様な時間のコントロールが必要となるのです。単純なことの様ですが、とても効果がありますから、皆さんも試してみてください。